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J-GLOBAL ID：200902294677784151   整理番号：09A0926486

電力変換回路近傍におけるパルス電流に起因する誘導ノイズの解析

Analysis of Near Field Noise Voltage Caused by Pulse Current on Power Electronics Circuits

著者 (2件)： 有賀善之介 (首都大学東京) ,  和田圭二 (首都大学東京)
資料名： 電気学会論文誌 D  (IEEJ Transactions on Industry Applications)
巻： 129  号： 9  ページ： 859-865 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： X0451A  ISSN： 0913-6339  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 電力変換回路の高密度化に伴いパルス大電流部分近傍には強力な放射電界が発生し,制作回路に誘導ノイズが生じる恐れがある。しかし,これまで,パルス状の大電流を流す回路近傍で問題となる誘導ノイズはあまり問題にならず,理論や解析による検討は十分に行われていなかった。本論文では電力変換回路近傍における誘導ノイズについて,理論解析と実験による検討を行った。誘導ノイズの発生要因はスイッチングによって生じる振動電流である。振動電流・主回路と制御回路間の距離・制御回路ループ面積・誘導ノイズ電圧の関係を数式により示すことができ,誘導ノイズを定量的に求めることが可能になった。この結果より,制御回路と主回路を近接させた場合,制御回路の誤動作の恐れがあることを示した。

シソーラス用語： *電力変換器 ,  *回路設計 ,  *雑音解析 ,  *誘導放出 ,  電磁波放射 ,  定量的分析

分類 (2件)： 雑音一般  (ND04010J) ,  電力変換器  (NB08030B)

引用文献 (30件)：

• (1) (株)デンソー: http://www.denso.co.jp/, CSRレポート, p. 52 (2005)
• (2) J. W. Kolar, U. Drofenik, J. Biela, M. Heldwein, H. Ertl, T. Friedli, and S. Round: “PWM Converter Power Density Barriers”, IEEJ/IAS Trans., Vol. 128, No. 4, pp. 468-480 (2008)
• (3) S. Ogasawara, H. Fujita, and H. Akagi: “Modeling and Analysis of High-Frequency Leakage Currents Caused by Voltage-Source PWM Inverters”, IEEJ/IAS Trans., Vol. 115, No. 1, pp. 77-83 (1995-1) (in Japanese)
• 小笠原悟司・藤田英明・赤木泰文: 「電圧形PWMインバータが発生する高周波漏れ電流のモデリングと理論解析」, 電学論D, 115, 1, pp. 77-83 (1995-1)
• (4) 半導体電力変換器の電磁波障害協同研究委員会編: 「パワーエレクトロニクス機器の電磁波ノイズ」, 電学技報, 第545号 (1995)

タイトルに関連する用語 (7件)： 電力変換回路 ,  近傍 ,  パルス電流 ,  起因 ,  誘導 ,  ノイズ ,  解析