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J-GLOBAL ID：200902294935023780   整理番号：09A0389596

分布誘電率推定のための長間隔測定電極を用いた静電容量計測における円弧形補助電極の影響

Effect of Measured Capacitance on Arc Additional Electrodes using Long Distance Measurement Electrodes for Estimation of Permittivity Distribution

著者 (4件)： 相知政司 (千葉工業大学工学部電気電子情報工学科) ,  古川達也 (佐賀大学理工学部電気電子工学科) ,  福本尚生 (佐賀大学理工学部電気電子工学科) ,  長町諭 ((株)シスウェーブ)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 129  号： 4  ページ： 190-196 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分布誘電率推定精度向上のため,すなわち,「誘電体位置の変化が静電容量値に対して,更に大きく影響が現われるような補助電極構成」を検証する目的で,円弧形補助電極の大きさと位置を変化させ,意図的に電界が偏った状態を作り出し,2本の誘電体を電極と相対的に回転させながら静電容量計測実験を行った。また,有限要素法を利用し数値電界解析により静電容量を計算した。円弧形補助電極を実験装置中心から見て120度の幅から60度に小さくすると,静電容量は1.6倍大きく計測されることがわかった。「この低電位補助電極の幅を小さくする」と静電容量が大きくなる現象を利用すれば,分布誘電率推定精度向上の可能性が大きい。本論では,その詳細を述べた。

シソーラス用語： *誘電率 ,  静電容量 ,  推定 ,  *電極 ,  円弧 ,  有限要素法 ,  数値解析 ,  *精度
準シソーラス用語： *推定精度 ,  *分布誘電率推定 ,  *補助電極

分類 (1件)： R,L,C,Q,インピーダンス,誘電率の計測法・機器  (AD07030N)

引用文献 (17件)：

• (1) Environmental Information & Communication Network, http://www.eic.or.jp
• (2) H. Shumiya, K. Kato, and H. Okubo: “Application Feasibility of Permittivity Graded FGM (Functionally Graded Materials)for Gas Insulated Equipment”, IEEJ Trans. PE, Vol. 125, No. 7, pp. 695-700 (2005-7) (in Japanese)
• 朱宮秀記・加藤克巳・大久保仁:「ガス絶縁電力機器への誘電率傾斜 FGM (傾斜機能材料)の適用可能性」,電学論B,125, 7, pp. 695-700 (2005-7)
• (3) M. Ohchi, K. Shida, and T. Furukawa: “Effect of Shielding and Dummy Plates for Electro Static Capacity of Air Capacitor with Long Distance Parallel Plates”, T. IEE Japan, Vol. 114-A, No. 3, pp. 223-229 (1994-3) (in Japanese)
• 相知政司・信太克規・古川達也:「長間隔平行平板空気コンデンサの静電容量に対するシールドとダミー電極の効果について」,電学論A,114, 3, pp. 223-229 (1994-3)

タイトルに関連する用語 (7件)： 分布 ,  誘電率 ,  推定 ,  測定電極 ,  静電容量計測 ,  円弧 ,  補助電極