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J-GLOBAL ID：200902295100784671   整理番号：09A0176977

CRFによる係り受け解析の結果を反映させた日本語形態素解析

Japanese Morphological Analysis Reflecting Result of Dependency Analysis Using CRFs

著者 (3件)： 岸本貴之 (電通大 大学院電気通信学研究科) ,  高橋治久 (電通大 電気通信) ,  堀田一弘 (電通大 電気通信)
資料名： 情報処理学会研究報告  (IPSJ SIG Technical Reports)
巻： 2009  号： 2(FI-93 NL-189)  ページ： 27-32  発行年： 2009年01月15日 
JST資料番号： Z0031B  ISSN： 0919-6072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,日本語形態素解析の精度を,条件付確率場(CRF)による係り受け解析を用いて,改善する方法を提案する。従来の確率モデルによる形態素解析は,一般的に,1個または2個前までの単語の品詞情報の相関関係によって,最適な候補を絞り込むというやり方を行っていた。しかし,それだけでは解析できない事例が存在しており,もっと広い範囲での単語の相関や,構文関係などを考慮に入れたモデルを考える必要がある。本稿では,形態素解析結果の候補に対し,係り受け解析を行い,その尤度を最大にする形態素解析結果により係り受け解析を選択する方法が,精度改善に有効であることを,従来法との比較実験により示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *形態素解析 ,  *日本語 ,  文法 ,  確率モデル ,  品詞 ,  相関 ,  構文分析 ,  精度 ,  評価試験 ,  確率
準シソーラス用語： 係り受け ,  相関関係 ,  尤度

分類 (2件)： 自然語処理  (JE06000L) ,  情報加工一般  (AC05010A)

引用文献 (8件)：

• 村上仁一. HMMを用いた形態素解析. 情報処理学会第45回全国大会, 1992. 1992, "3-161"-"3-162"
• 永田昌明. 前向きDP後向きA^*アルゴリズムを用いた確率的日本語形態素解析システム. 情報処理学会 研究報告. 1994, NL-101-10, 73-80
• 内元清貴. 最大エントロピーモデルに基づく形態素解析-未知語の問題の解決策-. 自然言語処理. 2001, 8, 1, 127-141
• 工藤拓. Conditional Random Fields を用いた日本語形態素解析. 情報処理学会 自然言語処理研究会. 2004, SIGNL-161, 89-96
• LAFFERTY, John. Conditional random fields : Probabilistic models for segmenting and labeling sequence data. Proc. of ICML, 2001. 2001, 282-289

タイトルに関連する用語 (4件)： CRF ,  係り受け解析 ,  日本語 ,  形態素解析