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J-GLOBAL ID：200902295257202072   整理番号：09A0736967

3直列アークモデルによるSF₆ガス遮断器のSLF遮断性能評価

Simulation of SLF Interrupting Performance for SF₆ Gas Circuit Breaker based on Serially Connected 3 Arc Models

著者 (4件)： 腰塚正 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター 送変電機器開発部) ,  新海健 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター 送変電機器開発部) ,  宇田川恵佑 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター 送変電機器開発部) ,  河野広道 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター 送変電機器開発部)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 129  号： 7  ページ： 935-940 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 遮断器の近距離線路故障遮断(SLF遮断)性能を,直列接続させた複数のアークモデルと回路とを組み合わせた計算で評価することが行われている。本論文では,3つのアークモデルを直列に接続し,そのアークモデルを用いてSF₆ガス遮断器のSLF遮断性能を評価した結果について述べる。構築したアークモデルは,Cassieモデルと,2つのMayrモデルの3直列から成る。300kV SF₆ガス遮断器ダブルフロータイプを用いて63kA-50Hz-90%SLF遮断条件で遮断実験を行い,遮断成否およびアーク電圧を測定した。大電流領域のアーク電圧はアーク時間に関らずほぼ一定であること,消弧ピークのアーク電圧値はアーク時間によって異なるが,消弧ピークにおける電流値がアーク時間によらずほぼ一定であることを明らかにした。また,300kVの直列パッファタイプ遮断器についても同様に測定を行い,SLF遮断性能を評価できることを示した。

シソーラス用語： *ガス遮断器 ,  フロン ,  系統運用 ,  *性能評価 ,  *アーク放電 ,  モデル ,  消弧
準シソーラス用語： SLF遮断

分類 (1件)： 開閉装置  (NB09030I)

引用文献 (6件)：

• (1) 腰塚 正・新海 健・西脇 進・柳父 悟・川口芳弘:「異なる特性を有するアークを直列接続した時の遮断性能のEMTPによるシミュレーション」, 電学論B, Vol. 121-B, No. 7, pp. 845-852 (2001-7)
• (2) R. P. P. Smeets, V. Kertesz, S. Nishiwaki, T. Koshizuka, and K. Suzuki: “Short-Line Fault Interruption Assessment of High-Voltage Circuit Breakers by means of Current Zero Analysis”, CIGRE A3 Colloquium (2003)
• (3) G. Bizjak, P. Zunko, and D. Povh: “Circuit Breaker Model for Digital Simulation based on Mayr's and Cassie's Differential Arc Equations”, IEEE Trans. Power Delivery, Vol. 10, No. 3 (1995-7)
• (4) 澤田達男・木下定之・吉田大輔・亀井健次・伊藤弘基:「2直列アークモデルによる遮断性能評価法の検討—その1—」, 平成15年電気学会電力・エネルギー部門大会 (2003)
• (5) T. Shinkai, T. Koshizuka, T. Mori, T. Uchii, T. Tanaka, and H. Ikeda: “Improvement of Thermal Interruption Capability in Self-blast Interrupting Chamber for New 245kV-50kA GCB”, IEEJ Trans. PE, Vol. 127, No. 6, pp. 731-738 (2007-6) (in Japanese)

タイトルに関連する用語 (7件)： 直列 ,  アーク ,  モデル ,  SF6ガス ,  遮断器 ,  遮断 ,  性能評価