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J-GLOBAL ID：200902295404907540   整理番号：08A0248515

海水潤滑ゴム軸受における軸スリーブ損傷の研究-第2報

Study on Damage of Propeller Shaft Sleeve for Seawater Lubricated Rubber Bearing-2nd Report

著者 (6件)： 吉川文隆 (ミカサ) ,  内田幸宏 (三菱重工業 下関造船所) ,  藤田健二 (三菱重工業 下関造船所) ,  矢野昭彦 (三菱重工業 長崎研) ,  川添強 (長崎大 工) ,  佐田裕之 (長崎大 工)
資料名： マリンエンジニアリング  (Journal of the Japan Institution of Marine Engineering)
巻： 43  号： 2  ページ： 258-264  発行年： 2008年03月01日 
JST資料番号： S0651A  ISSN： 1346-1427  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フェリーの海水潤滑プロペラ軸軸受において,スリーブ表面をカソード防食して長寿命化する方法を実験的に検討した。防食方式を外部電源方式とし,φ140mmのゴム軸受の水路溝の一つを加工して,Ptめっき/Ti陽極とφ3mmのPTFEチューブ(基準電極)を設置し,海水潤滑で青銅製プロペラ軸スリーブを実船フェリーの運航パターン模擬した条件で基礎試験を行った。その結果,8A/m²の電流密度で実船の防食が可能である目途を得た。次に,実船軸受の設計と製作を行い,高速フェリーの船尾管軸受に適用し,試運転により実船の電流密度を4.0~5.4A/m²に設定することに変更した。その結果,就航後約5年間でもスリーブ表面は良好で,摩耗量も約1/4に低減できることが確認できた。

シソーラス用語： 流体潤滑 ,  スリーブ ,  プロペラ軸 ,  電流密度 ,  摩耗 ,  ラジアル軸受 ,  *陰極防食 ,  摩耗量 ,  機械要素 ,  機械的性質 ,  性質
準シソーラス用語： カソード防食 ,  ゴム軸受 ,  フェリ ,  *海水潤滑 ,  *軸スリーブ

分類 (2件)： 軸受  (QB01020W) ,  防食  (WB03040M)

引用文献 (7件)：

• KIKKAWA, F. Study on Damage of Propeller Shaft Sleeve for Seawater Lubricated Rubber Bearing-1^<st> Report. JIME. 2008, 43-1, 123-129
• YOSHII, T. Cathodic Protection of Ship Hull. Mitsubishi Jyuko Giho. 1974, 11, 2, 167-175
• ITANI, J. Japan Patent No.3344427. 2002
• ZHU, Y. The Study of Lubricant Additive Reactions Using Non-Aqueous Electrochemistry. STLE Tribology Transactions. 2000, 43, 2, 175-186
• KAWAZOE, T. Effect of Applied Potentials on Tribocorrosion of Metals in Seawater. Proceedings of the International Tribology Conference, Nagasaki, 2000. 2000, 467-471

タイトルに関連する用語 (6件)： 海水 ,  潤滑 ,  ゴム ,  軸受 ,  損傷 ,  研究