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J-GLOBAL ID:200902295530647554   整理番号:08A0694559

アシドーシスによる発作の終結はASIC1aに依存する

Seizure termination by acidosis depends on ASIC1a
著者 (8件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 816-822  発行年: 2008年07月 
JST資料番号: W1370A  ISSN: 1097-6256  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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多くの発作は自動的に終結するが,その分子機構は不明である。発作は脳pHを下げ,アシドーシスは発作を抑制するので,アシドーシスは癲癇活動を停止する。酸感受性イオンチャンネル1a(ASIC1a)は細胞外pHに鋭敏で,神経活動を制御するので,今回,アシドーシスがASIC1aを活性化し,それが発作を終結させると考え,これを検討した。マウスにおいてASIC1aの破壊は痙攣剤誘発性発作の激しさを増し,ASIC1aの過剰発現は逆の効果を示した。ASIC1aは発作の閾値や開始に影響しなかったが,発作の期間を短縮し,その進行を防いだ。脳pHを低下し発作を抑制するCO2吸入は,硬直性間代発作を中断するのにASIC1aを必要とした。アシドーシスはASIC1aを介して抑制性介在ニューロンを活性化し,このことはASIC1aが抑制性緊張を増すことによって発作を抑えることを示唆した。今回の結果は,脳pHの低下に伴う発作終結の重要な要素はASIC1aであることを示し,脳が発作を終結する分子機構と新たな治療法を示唆した。
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分類 (2件):
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中枢神経系  ,  細胞膜の輸送 
タイトルに関連する用語 (3件):
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