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J-GLOBAL ID：200902295558264103   整理番号：09A0452343

高圧炭酸ガスを用いたクリシギゾウムシ殺虫技術

著者 (2件)： 宮ノ下明大 (食品総合研) ,  今村太郎 (食品総合研)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 63  号： 5  ページ： 302-306  発行年： 2009年05月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 臭化メチル対策として,クリシギゾウムシに対する高圧炭酸ガスによる殺虫技術を開発した。本法に要する装置は,耐圧容器と液化炭酸ガスボンベに配管である。果実内の幼虫に対し,3MPa,30分以上の処理を要する。ただし,3MPaで処理したクリは長期貯蔵には不適で,今後検討を要する。減圧-0.1MPa・加圧0.95MPa・処理30分の2回くり返しは有用と思われた。実用化に向けての課題としては,炭酸ガス排出量の地球環境への影響を考えて,回収・再利用のシステムを考えること,有機JAS認証を受けるなど安全性をうたって付加価値を高めるなどが一つの方法となろう。

シソーラス用語： *ゾウムシ科 ,  *害虫防除 ,  殺虫作用 ,  *高圧気体 ,  *二酸化炭素 ,  圧力容器 ,  液化ガス ,  ガスボンベ ,  果実【器官】 ,  幼虫 ,  *クリ ,  *燻蒸剤 ,  殺虫剤 ,  食品害虫
準シソーラス用語： *クリシギゾウムシ ,  *高圧炭酸ガス ,  臭化メチル代替技術 ,  耐圧容器 ,  貯蔵害虫 ,  農薬登録

分類 (3件)： 昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (6件)：

• 平野耕治・中北 宏 (1995): 植物防疫49: 24~28.
• 宮ノ下明大・今村太郎 (2006): 食糧44: 59~72.
• NAKAKITA, H. and K. KAwASHIMA (1994): Proc.6^th Int. Work. Conf. Stored-product Protection, Australia, p. 126~129.
• -et al.(2001): Proc. Int. Conf. Controlled Atmosphere and Fumigation in Stored Products, USA, p. 421~430.
• 大竹恵乃ら (2006): 茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告14: 53~58.

タイトルに関連する用語 (3件)： 高圧 ,  炭酸ガス ,  クリシギゾウムシ