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J-GLOBAL ID:200902295760035280   整理番号:09A0042206

ホスフィノキノリン配位子を持つ銅(I)及び亜鉛(II)錯体の光物理学的性質

Photophysical properties of copper(I) and zinc(II) complexes containing phosphinoquinoline ligands
著者 (4件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 7-12  発行年: 2009年01月14日 
JST資料番号: C0301B  ISSN: 0277-5387  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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8-(ジフェニルホスフィノ)キノリン(PPh2qn)または8-ジフェニルホスフィノキナルジン(PPh2qna)との幾つかの銅(I)及び亜鉛(II)錯体を調製した。これらの配位子はイミン部分とホスフィン部分を含み,この両者が配位グループとして作用可能である。Cu(I)錯体のX線分析によりそれぞれ2個ずつのPPh2qn及びPPh2qna配位子が配位する[Cu(PPh2qn)2]PF6(錯体Cu-1)及び[Cu(PPh2qna)2]PF6(錯体Cu-2)が得られていることを示された。Zn(II)錯体では,構造に関する研究から[ZnCl2(PPh2qn)](錯体Zn-1),[ZnBr2(PPh2qn)](錯体Zn-2)及び[ZnI2(PPh2qn)](錯体Zn-3)には1個のPPh2qn配位子と2個のハロゲノ配位子(Cl-,Br-及びI-)が配位していることを示した。固体状態で錯体Cu-1と錯体Cu-2はルミネセンスを発光する。このルミネセンスは[Cu(dmp)(ジホスフィン)]+錯体に見られるものと同じくキノリングループのπ*が関わる3MLCT遷移に由る。しかし,溶液中では銅原子を囲む配位圏がバルクで還元状態にあるため発光は全く見られない。錯体Zn-1は室温と77Kの両方で遊離のPPh2qnの発光帯と同じ発光帯を示すことから,錯体Zn-1の発光帯は配位子中心(LC)の遷移に帰属される。固体状態でZn錯体の発光エネルギーは低エネルギー側にシフトし,そのエネルギー値はZn錯体中のハロゲノ配位子に依存することが見出された。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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第11族,第12族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  錯体のルミネセンス 
タイトルに関連する用語 (5件):
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