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J-GLOBAL ID：200902296084010225   整理番号：08A0959807

mTORC1経路の抑制による腸ポリープ形成の抑制とApc^Δ716マウスの死亡率低下

Inhibition of the mTORC1 pathway suppresses intestinal polyp formation and reduces mortality in Apc^Δ716 mice

著者 (5件)： FUJISHITA Teruaki (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  AOKI Koji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  LANE Heidi A. (Novartis Pharma AG, Basel, CHE) ,  AOKI Masahiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TAKETO Makoto M. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 36  ページ： 13544-13549  発行年： 2008年09月09日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト家族性大腸腺腫症モデルであるApc^Δ716ヘテロ接合突然変異体マウスの腸ポリープにおいて,哺乳類のラパマイシン標的蛋白質(mTOR)の発現増加に従ってmTORC1経路が活性化されることを発見した。RAD001(エベロリムス)による8週間の治療により,これらのポリープのmTORC1活性が抑制され,腺腫細胞の増殖および腫瘍血管新生が阻害されて,ポリープの数とサイズが有意に減少した。結腸癌細胞系のβ-カテニンノックダウンにより,mTORレベルが低下し,それによってmTORC1シグナル伝達が阻害された。RAD001を用いた長期治療により,Apc^Δ716マウスの死亡率が有意に低下した。

シソーラス用語： *腸ポリープ ,  マウス ,  死亡率 ,  ヒト ,  遺伝病 ,  結腸腫瘍 ,  腺腫 ,  病態モデル ,  タンパク質 ,  細胞増殖 ,  血管新生 ,  腫瘍細胞 ,  カテニン ,  転写因子 ,  エーテル ,  大環状化合物 ,  ラクタム ,  ラクトン ,  ヘミアセタール ,  脂環式アルコール ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  βカテニン ,  腫瘍血管新生 ,  シグナル伝達 ,  ネズミ亜目 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  VEGF ,  家族性大腸腺腫症

分類 (1件)： 基礎腫よう学一般  (GE02010R)

物質索引 (1件)： ラパマイシン

タイトルに関連する用語 (6件)： mTORC1 ,  経路 ,  腸ポリープ ,  APC ,  マウス ,  死亡率