抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年5月31日東京湾で発生した海上竜巻については,ドップラーレーダ観測結果から,シアーライン上で発生した親雲内にマイソサイクロンが存在したことが明らかになっている。そこで,竜巻とマイソサイクロンの関係につき,竜巻のライフサイクルに伴う渦構造の変化の解明を試みた。解析の結果,ドップラーレーダで観測された竜巻渦は,直径約150m,約7分間の寿命,海面から高度3kmまでほぼ一定の直径で存在した,雲内には,竜巻渦に対して1オーダー大きなマイソサイクロンが存在し,寿命は24分であったが,高度4kmにまで達し,明瞭な時間変化を示した,この竜巻はノン・スーパーセル型の海上竜巻であったが,竜巻渦とマイソサイクロンが明瞭に分離できる多重構造を有していた,等の知見を得た。