抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
新しい薄膜技術や薄膜製造での品質を見極めるツールとしての評価技術は必須なものである。そこで著者らは基材の影響を受けずに薄膜単体の性状の違いを評価することができるマイクロスラリージェットエロージョン(MSE)法を提案した。微粒子高速衝突を精密に制御できるポット式MSE試験装置を開発し,その特性と試験結果の再現性と信頼性を確認した。ポット式MSE法の摩耗率は投射粒子量当たりの摩耗量で表示することを検討し,μm/g/mm
2,mm
3/gでTiN,TiCN,CrNの摩耗率を示した。硬質薄膜の評価において投射粒子量当たりの摩耗率という汎用性を有する摩耗評価単位で記述できるようになったことで,粒子衝突条件による皮膜特性の違いを比較することができ,MSE法の優位性を明らかにした。(著者抄録)