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J-GLOBAL ID：200902297037235975   整理番号：09A0085707

メチシリン耐性黄色ぶどう球菌の臨床分離菌に及ぼす緑茶ポリフェノールの抗細菌作用

Antibacterial Effects of Green Tea Polyphenols on Clinical Isolates of Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus

著者 (4件)： CHO Yun-Seok (Soonchunhyang Univ., Chung-Nam, KOR) ,  SCHILLER Neal L. (Univ. California, CA, USA) ,  OH Kye-Heon (Soonchunhyang Univ., Chung-Nam, KOR) ,  OH Kye-Heon (Univ. California, CA, USA)
資料名： Current Microbiology  (Current Microbiology)
巻： 57  号： 6  ページ： 542-546  発行年： 2008年12月 
JST資料番号： H0506A  ISSN： 0343-8651  CODEN： CUMIDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,病院及び地域社会における多剤耐性菌の伝播が指摘され,特にメチシリン耐性黄色ぶどう球菌(MRSA)の脅威が増大している。この研究において,MRSAの臨床分離菌(13株)に及ぼす緑茶ポリフェノール(TPP)の抗細菌作用及び相乗活性を試験し,TPPに曝露したMRSAにおいて発現する蛋白質を解明するためにプロテオミック比較解析を実施した。13株のMRSAのTPPに対するMICは50~180μg/mlであった。また,これらのMRSAをTPPのMIC以下レベルの条件でインキュベートした時,オキサシリンに対するMICは1/8~1/128に低下し,TPPとオキサシリンのMRSAに対する相乗作用を示した。また,TPP曝露MRSAのSDS-PAGE/MALDI-TOF/MSによるプロテオミック解析により,シャペロン蛋白質を含む14の細胞外蛋白質のダウンレギュレーションとセリンプロテアーゼを含む3蛋白質のアップレギュレーションを認めた。これらの結果から,TPPはMRSAにおける様々な蛋白質発現に影響し,MRSAに対してオキサシリンと相乗的殺菌作用を持つことを示した。

シソーラス用語： *MRSA ,  臨床分離菌 ,  *緑茶 ,  *多価フェノール ,  抗細菌作用 ,  プロテオミクス ,  最小発育阻止濃度 ,  相乗作用 ,  MALDI-TOF MS ,  増殖阻害 ,  カルボン酸 ,  芳香族化合物 ,  ラクタム ,  酸素複素環化合物 ,  硫黄複素環化合物 ,  飛行時間法

分類 (3件)： アルカロイドし好飲料  (FJ06030D) ,  微生物検査  (GC02030H) ,  動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R)

物質索引 (1件)： オキサシリン

タイトルに関連する用語 (4件)： メチシリン耐性黄色ぶどう球菌 ,  臨床分離菌 ,  緑茶ポリフェノール ,  抗細菌作用