抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大気汚染質の化学反応による生成・消滅速度と拡散速度がほぼ釣り合った準平衡状態を仮定し,準平衡状態が気象因子(気温・日射量)の変化に従って穏やかに変動するという仮定に基づいたボックスモデルを提案した。このモデルは,汚染質濃度の気象因子への感度解析において,1)数値積分の時間の指定が不要であること,2)汚染質供給速度の影響,拡散効果に関わるバックグラウンド濃度などの不確定を回避できる,などの特徴を持つ。気象因子に対する汚染質濃度の感度について,モデル計算による感度(O
3-NOx-ROG光化学反応に基づく)の特性について分析し,またモデル計算による感度と観測データの回帰分析により推定された感度を比較した。その結果,モデル計算による汚染質濃度・濃度積(インジケータ)の感度は光化学反応モデルの特性を反映しており,提案した感度解析法が合理的であることが分かった。