文献
J-GLOBAL ID:200902297420137464   整理番号:08A1037342

丸亀平野二毛作水田域における湧水中の硝酸態窒素の変動

Variation of nitrate concentration of spring water in double-cropped paddy fields in Marugame plain
著者 (4件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 461-470  発行年: 2008年10月05日 
JST資料番号: G0156A  ISSN: 0029-0610  CODEN: NIDHAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
作物吸収量を大幅に超えて施用されている化学肥料や堆厩肥などに由来する硝酸態窒素(N03-N)は,地下水汚染の原因として問題になっている。丸亀平野の二毛作水田地域における施肥成分の溶脱と下流への移動について,湧水中のN03-Nの変動および水田土壌から湧水への移行を明らかにし,二毛作水田地帯からのN03-N排出量を推定した。主として冬作の施肥により土壌水中に蓄積したN03-Nが,潅漑水により浅層地下水へ押し出されていた。イネ-タマネギ/ニンニク二毛作水田からの窒素排出量は64.4kg/haと推定され,ほぼすべてが稲作潅漑期に排出されていた。イネ-ハダカムギ二毛作水田からの窒素排出量は34.9kg/haで,平均窒素負荷全量の10.3%に相当した。湧水の年平均N03-N,硫酸態硫黄および塩素イオン濃度は,扇頂からの距離とともに扇状地中央から下流の湧水群で増加した。丸亀平野二毛作水田地帯では,潅漑水により余剰肥料成分が溶脱し,地下水中の窒素濃度増加を生じていることが明らかとなったが,浅層地下水からの湧水を繰り返し利用することで,田面や土壌中あるいは湧水や水路で浄化されていると考えられた。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  水質汚濁一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る