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J-GLOBAL ID:200902297546178522   整理番号:09A1045543

細網内皮系を避けるナノ粒子:支持二分子層の役割

Nanoparticles evading the reticuloendothelial system: Role of the supported bilayer
著者 (2件):
資料名:
巻: 1788  号: 10  ページ: 2259-2266  発行年: 2009年10月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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先に,PEG化LPD(リポソームポリカチオンDNA)ナノ粒子は低い肝臓取込を伴う腫瘍へのsiRNA輸送において高度に効率的であることが示されている。ここに,細網内皮系(RES)を避けるそれのメカニズムを示した。LPDにおいて,核酸はプロタミンによりコンパクトコアに濃縮され,それは電荷-電荷相互作用により安定化される内膜二分子層を持つ2つのカチオン脂質二分子層(支持二分子層とも呼ばれる)により被覆された。最後に,界面活性剤様分子のポリエチレングリコール(PEG)-リン脂質を脂質二分子層に挿入し,LPDの表面を修飾した。動的光散乱(DLS)データにより,LPDは二分子層を破壊することが知られる高濃度のDSPE-PEG2000とのインキュベーション後にカチオンリポソームと比較して安定性を改善することを示した。多価カチオン脂質のDSGLAにより作成したLPDは,一価カチオン脂質DOTAPを含むそれに比較して安定性を高進し,支持二分子層の強い電荷-電荷相互作用は高い安定性に寄与することを示唆した。異なるナノ粒子構造を透過型電子顕微鏡法によりPEG化LPDにおいて見い出したが,カチオンリポソームは管状ミセルに転換された。サイズ排除クロマトグラフィーデータから,LPDの外膜二分子層に位置する総カチオン脂質の約60%は,PEG化時に揮散することを示した。投入DSPE-PEG2000の約20%は,粒子表面に存在するDSPE-PEG2000の約10.6mol%を含む内膜二分子層に導入された。これは十分な電荷遮蔽,低い肝臓正弦波取込及び異種移植モデルにおけるNCI-H460腫瘍への投入量の32.5%輸送を誘導した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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生物薬剤学(基礎)  ,  生体膜一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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