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J-GLOBAL ID:200902297705228811   整理番号:08A0682225

東北日本三陸地域のアスペリティ破壊再発の数値シミュレーション

Numerical simulation of recurrence of asperity rupture in the Sanriku region, northeastern Japan
著者 (1件):
資料名:
巻: 113  号: B6  ページ: B06302  発行年: 2008年03月08日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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東北日本三陸地域の大地震および非地震性の滑りの再発について数値シミュレーションにより研究を行なった。この地域では太平洋プレートが東北本州の下に沈み込んでおり,おおよそ100年ごとにM8級の地震が発生してきた。プレート境界層の摩擦は速度依存摩擦則および状態依存摩擦則に従うとの仮定のもとに摩擦則の構成パラメータの空間分布が推定されており,シミュレーションによる滑り履歴は地震および測地観測から推定される空間分布に合わせてある。速度弱化特性をもつ二つの大きなアスペリティを考えて1968年十勝沖地震(Mw=8.2)および1994年三陸沖地震(Mw=7.7)を模した地震をモデル化した。前者は二つの大きなアスペリティが壊れ,後者は二つのうちの一つが壊れた。シミュレーションした二つの大地震の破壊はほとんど同じ場所から始まり,これらの核形成過程はお互いに似ている。小さな地震を表現するため二つの小さなアスペリティを考える。小さなアスペリティの一つは1994年三陸沖地震の最大余震(Mw=6.9)に対するもので,本震の震源域の西方に位置し本震の10日後に発生した。本研究のシミュレーションから最大余震は地震後の滑りの伝搬による応力によりトリガーされたことが示唆される。シミュレーションにおいて地震後の滑りの最も大きな領域は本震による滑りと最大余震域の間に位置しており,1994年三陸沖地震での地震後滑りについてのGPSデータ解析からの推定と一致している。観測から推定される地震過程および非地震性過程の重要な特性はモデルから再現された。このことはプレート境界層上の摩擦特性の不均一な空間分布がモデルの結果と観測データを比較することによりある程度推定できることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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地球内部物理学一般  ,  地震活動  ,  地震学一般  ,  地質構造・テクトニクス 

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