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J-GLOBAL ID：200902298251608998   整理番号：08A0873955

遅延応答環境における人間の追従性獲得に関する基礎研究

Adaptation Skill to the Peculiar Environments-Time Lag System-

著者 (3件)： 堤教彰 (神戸大 大学院自然科学研究科) ,  嶋田博行 (神戸大) ,  芦高勇気 (神戸大)
資料名： 人間工学  (Japanese Journal of Ergonomics)
巻： 44  号： 4  ページ： 202-207  発行年： 2008年08月15日 
JST資料番号： S0258A  ISSN： 0549-4974  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,反応に対する応答遅延が発生する制約条件のある特殊環境を設定することで,そのような環境へどのように適応し,追従性を獲得していくのかを検討する基礎実験を行った。近年,特殊環境下でのヒューマンエラーが原因となる事故が多発している。その背景には,人間が特殊環境下でどのように追従性を獲得するのかについての研究が十分されていないことが原因の一つであると考えられる。そこで,応答遅延の発生する環境を単純な条件に還元し2実験を行った。実験の結果,応答遅延が無いまたは小さい環境では追従性の獲得が見られ,複数の応答遅延条件が混在する場合では,どの条件にも対応できるような追従性を獲得することが分かった。しかし,応答遅延が大きい環境では追従性の獲得が悪い,あるいは獲得できなくなってしまうということが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒューマンファクタ ,  *応答 ,  *遅れ ,  環境 ,  反応 ,  ヒューマンエラー ,  *能力開発 ,  人間機械系 ,  *住環境 ,  ターゲット ,  追跡
準シソーラス用語： 遅延応答環境 ,  追従性 ,  特殊環境

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (13件)：

• FRISANCHO, A. R. Human Adaptation and Accommodation. 1993
• 内閣府. 交通安全白書. 2007, 平成18年度版
• 中島義明. いま実験心理学は. 1992
• WATSON, B. Maintaining usability during 3D placement despite delay, Virtual Reality, 2003. Proceedings. IEEE. 2003, 133-140
• SHERIDAN, T. Space teleoperation through time delay : review and prognosis, Robotics and Automation. IEEE Transactions. 1993, 9, 5, 592-606

タイトルに関連する用語 (8件)： 遅延 ,  応答 ,  環境 ,  人間 ,  追従性 ,  獲得 ,  基礎 ,  研究