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J-GLOBAL ID：200902298330587750   整理番号：09A0255110

モノアミンオキシダーゼ(MAOA)遺伝子は挑発後の攻撃行動を予測する

Monoamine oxidase A gene (MAOA) predicts behavioral aggression following provocation

著者 (6件)： MCDERMOTT Rose (Brown Univ., RI) ,  TINGLEY Dustin (Princeton Univ., NJ) ,  COWDEN Jonathan (Univ. California, CA) ,  FRAZZETTO Giovanni (London School of Economics, London, GBR) ,  FRAZZETTO Giovanni (European Molecular Biology Lab., Rome, ITA) ,  JOHNSON Dominic D. P. (Univ. Edinburgh, Edinburgh, GBR)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 7  ページ： 2118-2123  発行年： 2009年02月17日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モノアミンオキシダーゼA(MAOA)遺伝子は,ドパミンやセロトニンといった神経伝達物質の異化反応に重要な役割があり,ある遺伝子多型と小児時代の虐待経験が組み合わされると,成人になってからの反社会的行動につながると考えられている。本報では,心理学と行動経済学の観点から,MAOA活性と攻撃性の関係について検討した。その結果,MAOA活性の低い被験者は,特に,攻撃の強さや頻度が上昇した。また,挑発の程度が低い場合には攻撃とMAOA遺伝子型とはあまり関係がないが,挑発の程度が高い場合には有意にその攻撃行動を予測することが示された。以上のことから,遺伝要因が,個人の日常行動や判断に関与していることが示唆された。

シソーラス用語： *モノアミンオキシダーゼ ,  攻撃行動 ,  神経伝達物質 ,  遺伝子多型 ,  ヒト ,  遺伝子型 ,  *遺伝的影響 ,  動物行動 ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  カテコールアミン
準シソーラス用語： *モノアミンオキシダーゼA ,  遺伝要因 ,  利他行動

分類 (2件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  個生態学  (EE03020H)

物質索引 (2件)： セロトニン ,  ドパミン

タイトルに関連する用語 (4件)： モノアミンオキシダーゼ ,  遺伝子 ,  攻撃行動 ,  予測