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J-GLOBAL ID:200902298448988741   整理番号:08A0226522

イエバエ(Musca domestica)の幼虫由来のキトサンの製造および生物活性

Preparation and biological activities of chitosan from the larvae of housefly, Musca domestica
著者 (5件):
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巻: 72  号:ページ: 419-423  発行年: 2008年05月16日 
JST資料番号: E0961A  ISSN: 0144-8617  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多くの研究で,イエバエ(Musca domestica)の幼虫が優れた栄養学的および薬理学的価値を持っていることを示している。この研究では,キトサンをイエバエ(Musca domestica)の幼虫から分離した。その抗酸化剤活性を,1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル(DPPH)ラジカル捕捉,還元力および金属イオンキレート活性,種々の確立されたin vitro系を用いて試験し,さらにヒト子宮頚癌(HeLa)およびマウス肉腫-180(S-180)腫瘍細胞に対する阻害作用も試験した。その結果,キトサンはDPPHラジカルに対する捕捉活性がアスコルビン酸よりも強いことが分かった。DPPHラジカルに対する50%効果濃度は0.373mg/mL.であった。この研究でキトサンは効果的な還元力および十分な第一鉄イオンキレート活性を示した。さらに,イエバエ幼虫由来のキトサンは,HeLaおよびS-180腫瘍細胞系に対してin vitroで有意な抗腫瘍活性を示した。これらの細胞系に対する阻害効果は用量依存性を示し,それぞれ1mg/mLで50.8%と52.9%に達した。これらin vitroでの結果から,イエバエ幼虫由来のキトサンは天然抗酸化剤として効果的に使用でき,ヒトの身体をフリーラジカルから守り,多くの慢性疾患の進行を遅らせることができることが示唆された。さらに,イエバエ幼虫由来の抗腫瘍活性を持つキトサンは,抗腫よう薬の開発に有用な情報を与えてくれると思われる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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