抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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実海域で発生する重力流は地球の自転の影響を受ける。回転の影響は海洋環境問題を考える上で重要であるため,より実海域に近いモデルとして回転系での重力流の研究も行われている。本研究の目的は重力流が受ける回転影響を定量的に考察することである。回転影響を表す無次元パラメータであるロスビー数を基に速度と回転の関係,形状と回転の関係を比較考察した。結果として,回転影響を受けた重力流は,コリオリ力成分により重力流が3次元的な変化をしているので,回転方向に曲げられていく形をとりながら進行していく;回転影響を受けた重力波の形状は水門開放直後3次元的な不安定性がありながらも,次第に一定になり両端を結ぶ直線になっていく;その勾配は時間経過とともに指数関数的に大きくなり,同一時間では回転影響が大きいほどその勾配も大きくなっていく,と述べた。