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J-GLOBAL ID:200902298727670450   整理番号:09A0966482

悪性マラリアの起源

The origin of malignant malaria
著者 (16件):
資料名:
巻: 106  号: 35  ページ: 14902-14907  発行年: 2009年09月01日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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悪性マラリアの原因である熱帯マラリア原虫に最も近縁なチンパンジー・マラリア原虫は共種分化仮説によると両者の共通の祖先から5~700万年前から独立に進化してきたと考えられている。8種の新たに分離されたチンパンジー・マラリア原虫の遺伝子配列から,これらの原虫の遺伝的多様性が高く,ヒトの熱帯マラリア原虫の多様性を完全に包含することがわかった。ヒト属におけるCMAH遺伝子の不活化がチンパンジー・マラリア原虫の受容体を構成するシアル酸Neu5Gcの合成を停止させ,その結果チンパンジー・マラリア原虫は人属感染できなくなったこと,熱帯マラリア原虫の侵入受容体EBA175に最近生じた変異は,Neu5Ac前駆体を過剰生産する宿主に選択的に感染することが高い致死率の原因であること,などが熱帯マラリアの多様性がチンパンジー・マラリア原虫より低い原因の一つであろう。
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分類 (2件):
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進化論一般  ,  微生物の生化学 
タイトルに関連する用語 (2件):
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