抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ダイカスト工程ではプランジャにより金型に溶湯を高速圧入,充填するため,空気巻き込みによるブローホールが発生しやすいという欠点がある。ここでは流体解析ソフトFLOW-3Dを用い,Al合金(ADC12)のダイカスト鋳造を想定した計算機シミュレーションを行い,空気巻き込み量を評価した。ADC12合金を用いたダイカスト鋳造実験を行い,鋳造試験片を加熱して鋳巣を膨張させて検出するブリスタ試験を行って,シミュレーションの妥当性を確認した。さらに最適プランジャ速度を求めるために,空気巻き込み量および低速射出完了時間を重み付けして評価関数とし,遺伝的アルゴリズムによる最適化を行ない,低速側速度および加速距離について最適値を求めた。求めた最適条件でのダイカスト試験により得た鋳造試験片についてのブリスタ試験後の鋳肌の気泡面積は従来条件と比較して約93%低減した。