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J-GLOBAL ID:200902299034167173   整理番号:08A0529773

カルシウムチャンネル拮抗薬ベラパミルの好気性生分解性とLC-MS/MSによる微生物デッドエンド転換生成物の同定

Aerobic biodegradability of the calcium channel antagonist verapamil and identification of a microbial dead-end transformation product studied by LC-MS/MS
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資料名:
巻: 72  号:ページ: 442-450  発行年: 2008年06月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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近年,医薬品およびパーソナルケア製品が,表面水,地下水および土壌など異なる環境区画だけでなく病院排水,下水処理場(STP)で濃度増加が検出されている。下水処理中のこれら化合物の除去あるいは環境中で細菌生体内転換により起きる潜在的代謝産物の形成について知見が少ない。本研究で,一般的な循環器系作用薬ベラパミルの生分解性と微生物分解生成物の生成可能性を評価するために,OECDシリーズから2つの試験法を使用した。広く使われている密閉ボトル試験(OECD 301 D)と改良Zahn-Wellens試験(OECD 302 B)を使用した。環境表面水区画の条件をシミュレートするスクリーニング試験の密閉ボトル試験において,2.33mgl-1濃度のバラパミルで微生物分解を観測しなかった。高細菌密度で好気性分解の評価ができる特有の生物分解性の試験であるZahn-Wellens試験において,部分的生物分解のみを見出した。多段階質量分光計に連結した高性能液体クロマトグラフィー(HPLC-MAn)による試料の分析で,哺乳類代謝の代謝産物であるD617(Knoll命名)として既知の2-(3,4-ジメトキフェニル)-2-イソプロピル-5-(メチルアミノ)ペンタンニトリルを明らかにした。これは主要な分解生成物でベラパミルの好気性分解のデッドエンド転換生成物であった。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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その他の汚染原因物質  ,  代謝と栄養  ,  下水,廃水の生物学的処理 

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