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J-GLOBAL ID：200902299188000522   整理番号：09A0834986

第一原理による燃焼化学 量子化学計算から燃焼反応機構への道標-理論化学的手法の現状と将来-

First-Principle Approach to Combustion Chemistry-A Guide to Chemical Kinetic Model Construction from Quantum Chemistry Calculation for Combustion Modeling: Present and Future Work on the Theoretical Method

著者 (1件)： 小口達夫 (豊橋技科大 エコロジー工学系)
資料名： 日本燃焼学会誌  (Journal of the Combustion Society of Japan)
巻： 51  号： 157  ページ： 182-191  発行年： 2009年08月15日 
JST資料番号： Z0837A  ISSN： 1347-1864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 燃焼モデリングを行うには化学反応を考慮することが必須である。燃焼内の素反応の速度定数についての理論的計算を要約した。より高いレベルの量子化学計算は,しばしば反応のポテンシャルエネルギーを得るために適用され,これは実験結果と大体良い一致を示す。理論的な化学反応速度論は,遷移状態理論及び準平衡条件による単分子反応理論のような速度理論に関して開発された。回転定数や一般モードの振動数のような分子の性質も,すべての速度理論が分子統計熱力学に依存するゆえに必要である。このようにして,これらの性質も量子化学計算から得られる。本質的に,理論的計算からの速度定数の予測の精度は,反応のポテンシャルエネルギーの精度及び個々の反応機構についての統計的展望の確度に強く左右される。計算の実際的な応用の幾つかを示した。

シソーラス用語： *第一原理 ,  *化学 ,  量子化学 ,  計算 ,  燃焼 ,  *素反応 ,  *反応速度定数 ,  反応速度論 ,  統計力学 ,  酸素 ,  機構 ,  ラジカル
準シソーラス用語： 化学反応速度論 ,  統計熱力学 ,  *燃焼化学 ,  *燃焼機構 ,  分子統計熱力学 ,  *量子化学計算

分類 (1件)： 燃焼理論  (XE04020H)

物質索引 (1件)： ベンジルラジカル

引用文献 (25件)：

• C. W. キルミスター編. シュレーディンガー-人とその業績-. 1989
• LEVINE, R. D. 分子反応動力学. 2009
• MANION, J. A. NIST Chemical Kinetics Database, NIST Standard Reference Database 17, Version 7.0 (Web Version), Release 1.4.3, Data version 2008.12. http://kinetics.nist.gov/
• 慶伊富長. 活性化エネルギー. 1985
• EVANS, M. G. 化学反応論. 1976, 89

タイトルに関連する用語 (8件)： 第一原理 ,  燃焼化学 ,  量子化学計算 ,  燃焼反応 ,  理論化学 ,  手法 ,  現状 ,  将来