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J-GLOBAL ID:200902299244780188   整理番号:08A0987998

ヒペロシドは肺線維芽細胞における過酸化水素誘導酸化的損傷を抗酸化作用を介して妨げる

Hyperoside prevents oxidative damage induced by hydrogen peroxide in lung fibroblast cells via an antioxidant effect
著者 (10件):
資料名:
巻: 1780  号: 12  ページ: 1448-1457  発行年: 2008年12月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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過酸化水素誘導損傷に対するヒペロシド(クエルセチン-3-O-ガラクトシド)の細胞保護作用を明らかにした。蛍光分光法,フローサイトメトリー及び共焦点顕微鏡法により検出されるように,ヒペロシドは細胞内反応性酸素種(ROS)を除去することを見出した。さらに,ヒペロシドはセルフリー系でのFenton反応(FeSO4+過酸化水素)により形成されたヒドロキシルラジカルを除去することを見出し,それを電子スピン共鳴(ESR)分光法により検出した。アポトーシス核断片化の低下,サブG1細胞集団の減少及びDNA断片化の減少により示されるように,ヒペロシドはチャイニーズハムスター肺線維芽細胞(V79-4)の過酸化水素誘導アポトーシスを阻害することを見出した。さらに,切断カスパーゼ3レベルにより測定されるように,ヒペロシドによる前処理はカスパーゼ3の過酸化水素誘導活性化を阻害した。ヒペロシドは蛋白質カルボニルに加えて過酸化水素誘導脂質過酸化を妨げた。加えて,ヒペロシドはコメット尾部により実証された過酸化水素誘導細胞DNA損傷及びホスホヒストンH2A.X発現を妨げた。さらに,ヒペロシドはカタラーゼ及びグルタチオンペルオキシダーゼ活性を増加した。逆に,カタラーゼ阻害剤は過酸化水素誘導細胞損傷からヒペロシドの細胞保護作用を阻止した。結論として,ヒペロシドは細胞内ROSの除去及び抗酸化酵素活性の高進により酸化ストレスに対する細胞保護性質を保持することを示した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物学的機能  ,  動物に対する影響 
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