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J-GLOBAL ID：200902299539192253   整理番号：08A1270210

「顕微鏡法による材料開発のための微細構造研究最前線(8)」-照射効果の解明と耐照射材料および新素材開発をめざして-(b)耐照射材料開発 原子炉圧力容器鋼の溶質原子クラスターの三次元アトムプローブ観察

著者 (4件)： 西田憲二 (電力中研) ,  土肥謙次 (電力中研) ,  野本明義 (電力中研) ,  曽根田直樹 (電力中研)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 47  号： 12  ページ： 619  発行年： 2008年12月01日 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 三次元アトムプローブは材料のナノ組織を原子オーダで観察できる手法である。局所電極型アトムプローブ(LEAP)の登場により従来観察が困難であった非常に低密度のナノ組織の観察及び分析が可能になってきた。原子炉圧力容器(RPV)鋼の中性子照射脆化機構の解明のための有力なツールとしてLEAPを活用している。比較的高い照射量まで中性子照射された銅含有量の異なるRPV鋼をLEAP観察した。銅含有量が高いと銅,ニッケル,マンガン,シリコン,リンを含む溶質原子クラスタが高密度に形成され,銅含有量の低いと非常に低密度であるものの明瞭に溶質原子クラスタが形成した。それぞれの鋼材に含まれるクラスタの平均組成を求めた。銅含有量の低い鋼材であっても,銅以外の元素を主体とする溶質原子クラスタが形成された。銅含有量が中程度のRPV鋼中に含まれる炭化物もLEAP観察した。

シソーラス用語： *原子炉用鋼 ,  *圧力容器用鋼 ,  クラスタ ,  プローブ ,  三次元 ,  中性子照射 ,  脆化 ,  銅添加合金 ,  炭化物 ,  ニッケル ,  マンガン ,  ケイ素 ,  マトリックス【母体】 ,  銅 ,  リン ,  照射損傷 ,  原子プローブ ,  三次元アトムプローブ ,  変化

分類 (2件)： 金属の放射線による構造と物性の変化  (BK16122N) ,  原子炉容器  (MD04050A)

引用文献 (2件)：

• KELLY, T. F. Materials Characterization. 2000, 44, 59-85
• 曽根田直樹. 電力中央研究所報告. 2007, Q06019

タイトルに関連する用語 (12件)： 顕微鏡法 ,  開発 ,  微細構造 ,  研究 ,  照射効果 ,  新素材 ,  材料開発 ,  原子炉圧力容器鋼 ,  溶質 ,  原子クラスター ,  三次元アトムプローブ ,  観察