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J-GLOBAL ID:200902299591012433   整理番号:09A0270139

差異的発現マイクロRNAパネルを用いた法医学関連体液の同定

Identification of forensically relevant body fluids using a panel of differentially expressed microRNAs
著者 (6件):
資料名:
巻: 387  号:ページ: 303-314  発行年: 2009年04月15日 
JST資料番号: H0177B  ISSN: 0003-2697  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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生体液を同定する法医学ケースワークに通常使われる血清学に基づく方法は,時間と試料の点からは費用がかかり,種々の感度と特異度を持つ。最近,体液同定の従来法に取って代る方法として,mRNAプロファイリングを用いた分子遺伝学に基づく方法が提案されてきた。しかし,法医学ケースワークでしばしば出会う分解または欠陥試料を使用するためには,mRNA分析に用いられる増幅産物サイズ(~200~300nt)は望ましくない可能性がある。あるmiRNAが組織特異性に発現することを報告する多くの公表研究と共に,新規クラスの小非コードRNA,マイクロRNA(miRNA,長さが~20~25塩基)に対する関心が最近急増してきた。ここでは,体液特異的miRNA候補を同定するために,乾燥,法医学関連生体液(血液,精液,唾液,膣分泌物,月経血)のmiRNA発現に関する最初の総合的評価を提供した。調べた452種類のヒトmiRNAのほとんどは(既知miRNAomeの~67%)複数体液で発現しているか,または全く発現していないかのどちらかであった。それにもかかわらず,法医学生体しみ体液源の同定を,50pgのような少量総RNAを用いて可能にする程度に差異的発現した,9種類のmiRNA(miR451,miR16,miR135b,miR10b,miR658,miR205,miR124a,miR372,miR412)パネルを明らかにした。21種類のヒト組織から得た各体液のmiRNA発現プロフィルが異なっていたため,miRNAに基づく体液同定法は高度特異性であった。これらの結果は,miRNAプロファイリングが,法医学ケースワーク体液同定の有望な代替法を提供する可能性を始めて示した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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法医学  ,  分子遺伝学一般 

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