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J-GLOBAL ID：200902299679706389   整理番号：08A0639814

空気下でパックされた脱水AgタイプゼオライトAの光ルミネセンス

Photoluminescence of the Dehydrated Ag-type Zeolite A Packed under Air

著者 (10件)： HOSHINO Hideoki (Hirosaki Univ., Aomori) ,  SANNOHE Yusuke (Hirosaki Univ., Aomori) ,  SUZUKI Yushi (Hirosaki Univ., Aomori) ,  AZUHATA Takashi (Hirosaki Univ., Aomori) ,  MIYANAGA Takafumi (Hirosaki Univ., Aomori) ,  YAGINUMA Keisuke (Hirosaki Univ., Aomori) ,  ITOH Michiru (Hirosaki Univ., Aomori) ,  SHIGENO Tomo (Hirosaki Univ., Aomori) ,  OSAWA Yumi (Hirosaki Univ., Aomori) ,  KIMURA Yoshifumi (Hirosaki Univ., Aomori)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 77  号： 6  ページ： 064712.1-064712.7  発行年： 2008年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 吸着H2O分子の量を制御してパックした脱水完全Ag+交換ゼオライトA粉について,光ルミネセンス(PL)と拡張X線吸収微細構造(EXAFS)測定を行った。この粉末は,「空気パック12Ag-A」と命名され,24時間500°Cの空気中で脱水の後,ガラスセルの中で120~30°Cの各種温度の空気による冷却処理において,脱水12Ag-Aをパックすることによって調製された。400nmの光放射で得られたPLスペクトルは,約2.15eVの主ピークと約2.70eVの副ピークを持っている。PLスペクトルは4Gaussiansによって適合された。2.15eV付近のピークはバンドI-1.94eVおよびバンドII-2.10eVから成るのに対し,2.70eV付近の副ピークはバンドIII-2.50eVとバンドIV-2.80eVから成る。バンドIIとIVに対する積分強度の温度変動は,赤外線測定でゼオライト枠組と吸着されたH₂O分子との相互作用が優勢になることが知られている50~80°Cに最大を示す。バンドIの積分強度は90°C未満で増加する。空気パック12Ag-Aで得られたAg KエッジEXAFSスペクトルの分析は,100°C未満で2つの8リングAg原子に結合された2個の6リングAg+イオンと1個の4リングAg+イオンから成る銀クラスタAg5m+(m≧3)が現れることを明らかにした。空気パック12Ag-AのPLがAg5m+クラスタの結果と考えられると結論する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *合成ゼオライト ,  *光ルミネセンス ,  金属クラスタ ,  EXAFS ,  Fourier変換 ,  銀化合物 ,  赤外線 ,  結晶構造 ,  ゼオライトA
準シソーラス用語： Aゼオライト

分類 (1件)： 無機化合物のルミネセンス  (BM08093J)

引用文献 (12件)：

• MIYANAGA, T. J. Synchrotron Radiat. 1999, 6, 442
• MIYANAGA, T. J. Synchrotron Radiat. 2001, 8, 557
• SUN, T. Chem. Rev. 1994, 94, 857
• KIM, Y. J. Am. Chem. Soc. 1978, 100, 6989
• SUZUKI, Y. Phys. Scr. 2005, T115, 765

タイトルに関連する用語 (5件)： 脱水 ,  Ag ,  タイプ ,  ゼオライトA ,  光ルミネセンス