文献

J-GLOBAL ID：200902299761878414   整理番号：08A0332495

ノイズ低減を目的とした電力変換器のスイッチング波形に関する基礎検討

Proposal of new switching slope generation to reduce harmonics of power converters

著者 (4件)： 上井雄介 (宇都宮大) ,  船渡寛人 (宇都宮大) ,  小笠原悟司 (北大) ,  原光雄 (カルソニックカンセイ)
資料名： 電気学会半導体電力変換研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： SPC-08  号： 52-59  ページ： 7-12  発行年： 2008年03月06日 
JST資料番号： Z0921A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高速パワーデバイスによる電磁干渉が問題となっている。本稿では,スイッチング波形の高調波スペクトラムから評価関数を求め,それを最小にすることで特定の高調波帯域を集中して減少させる最適スイッチング波形を求める手法を提案した。提案した方法では,高調波スペクトラムの振幅の二乗に重み係数を掛けた評価関数を最低になるような最適波形を求める。この方法により,特定の周波数帯域に着目した場合は高調波振幅を低減可能であることを実証した。また,波形が振動的になる場合でも,重み係数の選び方によっては波形が振動的にならずに目的とする周波数帯域が低減可能であることを示した。

シソーラス用語： *電磁干渉 ,  *スイッチング ,  *高調波抑制 ,  重みづけ ,  評価関数 ,  最適化 ,  振幅特性 ,  *半導体素子 ,  パワーエレクトロニクス ,  雑音 ,  *電力変換器 ,  周波数帯
準シソーラス用語： スイッチングノイズ ,  *パワーデバイス ,  周波数帯域 ,  重み係数

分類 (1件)： 電力変換器  (NB08030B)

引用文献 (5件)：

• 小笠原悟司;「パワーエレクトロニクスにおけるEMI/EMC」EMC, No.184, pp. 17-26(2003-8)
• Andreas Karvonen, Torbjorn Thiringer, Pravin Futane, Tryggve Tuveson, Henrik Hoist,“Reduction of EMI in Switched Mode Converters by Shaped Pulse Transitions,” SAE Internationa1, 2007-01-0361 (2007.4)
• Nadir Idir, Robert Bausiere, Jean Jacquds Franchaud,“Active Gate Voltage Control of Turn-on di/dt and Turn-off dv/dt in Insulated Gate transistors” IEEE TRANS. on Power Electronics, Vol.21, No.4, pp. 849-855(2006-7)
• Hideki Miyazaki, Kazuo Kato,“A study on Soft-Switching Gate Drive Circuit for IGBTs” IEEJ Annual meeting of IAS, pp, 289-292(1995)宮崎英樹, 加藤和男:「IGBT駆動用ソフトスイッチングゲート駆動回路の検討」平成7年電気学会産業応用部門全国大会, pp. 289-292(1995)
• Petar J.Grbovic, Schneider,“Gate Drive With Feed Forward Control of Turn off Performances of an IGBT in Short Circuit Conditions” EPE 2007,(2007)

タイトルに関連する用語 (5件)： ノイズ低減 ,  電力変換器 ,  スイッチング ,  波形 ,  基礎