文献

J-GLOBAL ID：200902299842245599   整理番号：09A0813938

空間パターン分離における成体海馬神経形成の機能的役割

A Functional Role for Adult Hippocampal Neurogenesis in Spatial Pattern Separation

著者 (13件)： CLELLAND C.D. (Salk Inst. Biological Studies, CA, USA) ,  CLELLAND C.D. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  CHOI M. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  ROMBERG C. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  CLEMENSON G.D.,Jr. (Salk Inst. Biological Studies, CA, USA) ,  FRAGNIERE A. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  TYERS P. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  JESSBERGER S. (ETH Zurich, Zurich, CHE) ,  SAKSIDA L.M. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  BARKER R.A. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  BARKER R.A. (Addenbrooke’s Hospital, Cambridge, GBR) ,  GAGE F.H. (Salk Inst. Biological Studies, CA, USA) ,  BUSSEY T.J. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR)
資料名： Science  (Science)
巻： 325  号： 5937  ページ： 210-213  発行年： 2009年07月10日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 海馬神経形成が失われた成体マウスを使用して,空間パターン分離における海馬神経形成の機能的役割について検討した。神経形成が失われた成体マウスを使用して,2種の行動アッセイ:空間探索放射状迷路課題および,マウスタッチスクリーンにおける探索でない空間課題を課した。その結果,空間識別における明確な障害を見いだした。神経形成が失われたマウスでは,空間分離がほとんどない刺激が提示されると,障害が見られたが,刺激が空間的にいっそう分離している場合は障害は見られなかった。これらの結果から,成体マウス歯状回の正常なパターン分離機能に神経新生が必要であると推察した。

シソーラス用語： 形態形成 ,  *発生生理 ,  *海馬 ,  動物行動 ,  マウス ,  空間知覚 ,  歯状回 ,  迷路学習 ,  記憶 ,  記憶障害
準シソーラス用語： *神経形成 ,  空間記憶

分類 (2件)： 中枢神経系  (EJ12030F) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 空間パターン ,  成体 ,  海馬 ,  神経形成 ,  役割