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J-GLOBAL ID:200902299890337136   整理番号:08A0254077

球状黒鉛鋳鉄の基地組織に及ぼすりん,すず量及び熱処理の影響

Influence of Phosphorus, Tin, and Heat Treatments on Matrix Structures in Nodular Cast Irons
著者 (4件):
資料名:
巻: 80  号:ページ: 149-155  発行年: 2008年03月25日 
JST資料番号: G0096A  ISSN: 1342-0429  CODEN: CHKOFY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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球状黒鉛鋳鉄の基地は通常はフェライト,パーライト(ラメラ状)およびスフェロイダイト(spheroidite)から成る。ここではスフェロダイトを粒状パーライトと呼称し,二種類のパーライト形成機構を検討した。ノジュラ鋳鉄(3.65%C-2.5%Si-0.3%Mn-0.04%Mg)+0~2mass%P添加材(グループP)あるいは+0~0.06mass%Sn添加材(グループSn)の基地組織に対する熱処理の影響を調べた。基地組織を粒状パーライトとするためにAパターン(Ac1とAr1の中間の温度873~1073K/60~180min)およびBパターン(二段階熱処理;1173K/60min+873~1073K/60min)での熱処理を行った。実験の結果によると鋳放し試料の基地組織のパーライトはラメラであった。Aパターン熱処理試料の基地組織のパーライトは粒状であった。この粒状パーライト中には973K,1023K熱処理材では棒状セメンタイトが存在し,1073K熱処理材では珊瑚状セメンタイトが存在した。棒状セメンタイトの形成条件はオーステナイト中の固溶C量に関連する。Bパターン熱処理試料(グループPのみ)の基地組織のパーライトはラメラであった。Ar1およびAc1の間の加熱温度で一定時間を保持することにより粒状パーライトが得られた。熱処理時の基地フェライト化傾向を抑制するためにはPのみの添加では不十分であり,Snなどのパーライト促進化元素の添加が必要である。パーライト+フェライトの二相混合組織材は引張強さと伸び率のバランスに優れ,その組織は1173Kのオーステナイト均一化後にAc1直上の1073K処理を行うと得られる。
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分類 (3件):
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変態組織,加工組織  ,  熱処理技術  ,  機械的性質 
タイトルに関連する用語 (5件):
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