抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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模型飛行機の一種であるハンドランチグライダー(手投げ滑空機)の分野では,競技を通して性能が競われてきた結果,レイノルズ数20,000程度の高性能な翼型が開発されてきた。従って,小型無人航空機(MAV)の空力性能を向上させる為には,ハンドランチグライダーの翼型を参考に,その空力特性を把握することが有益である。風洞実験により,その空力特性を計測,考察し,さらに,実飛行試験で確認した。その主な結果は,次の通りである。1)レイノルズ数Re=20,000で,実飛行と風洞とでデータが整合したので,風洞試験の信頼性が確認できた。また,Re=15,000で類似の従来のデータとの整合性が確認できた。2)この研究で供試した2種類の翼では,最大揚力係数とReの関係を見ると,Re=30,000で最大となる。このことを流れの可視化で確認した結果,Re=15,000~20,000で剥離規模に差が見られ,空力特性の原因一部が検証できた。