特許
J-GLOBAL ID:200903000022632812

電子入札開札方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-219586
公開番号(公開出願番号):特開2002-032621
出願日: 2000年07月19日
公開日(公表日): 2002年01月31日
要約:
【要約】【課題】計算量を軽減し、開札を開札者のみでできる入札開札方法を提供する。【解決手段】複数の開札装置と複数の入札装置を通信路で接続し、開札者は入札価格表とハッシュ関数を公開し、入札装置は入札価格、秘密の乱数、ハッシュ関数から価格指標を含む入札情報及び署名を作成して開札装置に送信し、開札装置はこの情報を公開し、署名を検証し、ハッシュ関数の連鎖を作成して計算した価格指標により検証を行い、検証が成立した場合、落札者、落札価格とする。
請求項(抜粋):
複数の開札装置{Ai}(1≦i≦a)(a:開札者数)と複数の入札装置{Bj}(1≦j≦b)(b:入札者数)が通信路を介して接続されていて、開札装置{Ai}(1≦i≦a)のうち、ある開札装置は、入札価格表{1,・・・,k,・・・,p}、およびハッシュ関数h【数1】を決めて公開するステップ1と、各入札装置Bjは、入札価格kj(1≦kj≦p)を決定し、秘密の乱数{Si,j}(1≦i≦a)を生成し、入札価格kjに対する入札情報Bidj【数2】を計算し、入札情報Bidjとその署名σj =SigBj (Bidj)を各開札装置に送信し公開するステップ2と、各入札装置Bjは秘密の乱数Si,jを各開札装置Aiに暗号化して送信するステップ3と、開札装置{Ai}(1≦i≦a)は、全入札装置Bjの入札{(Bidjj)}(1≦j≦b)が揃ったら、署名σjの正当性を検証し、各開札装置Aiは1≦j≦bについてハッシュ関数の連鎖{hk(Si,j)}(1≦k≦p+1)を計算し、公開されているhp+1(Si,j)と等しいことを確認するステップ4と、ある開札装置はk=pとして以下の計算を繰り返すステップ5と、{hk(Si,j)}(1≦j≦b)を公開し、a組の値{{hk(Si,j)}(1≦j≦b)}(1≦i≦a)全てが揃ったら、【数3】を計算し、bj=bj’を検証し、全てのjについて検証が不成立なら、k=k-1としてステップ5へ戻るステップ6と、あるjたちについて検証が成立なら、入札者Bjたちを落札者、kを落札価格として公開するステップ7とを備えた、落札者以外の入札価格が秘匿され、落札者および落札価格が正当であることを全入札者が検証可能であり、行った入札の否認や改竄などの不正が不可能であり、ハッシュ関数の連鎖によるコミットメントを用いることにより、効率的に入札を実現することを特徴とする電子入札開札方法。
IPC (3件):
G06F 17/60 316 ,  G06F 17/60 ZEC ,  G06F 17/60 512
FI (3件):
G06F 17/60 316 ,  G06F 17/60 ZEC ,  G06F 17/60 512
Fターム (6件):
5B049AA04 ,  5B049BB00 ,  5B049CC05 ,  5B049EE03 ,  5B049GG04 ,  5B049GG10

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