特許
J-GLOBAL ID:200903000031117254

高強度熱間ベンド鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-190443
公開番号(公開出願番号):特開平8-092649
出願日: 1995年07月26日
公開日(公表日): 1996年04月09日
要約:
【要約】【課題】 大径溶接ベンド鋼管において、サワーの環境でも使用できる高強度かつ高靱性の溶接金属を有する溶接ベンド鋼管の製造方法を提供する。【解決手段】 母材鋼管の化学成分を特定し、低酸素系フラックス、低炭素Ti-B系溶接ワイヤを用いてベンド鋼管を製造し、かつ、そのベンド鋼管の溶接金属の化学成分を特定した範囲に抑え、所定の加熱、加工、焼入れ、焼戻し、冷却を行って高強度熱間ベンド鋼管を製造する。
請求項(抜粋):
mass%で、C:0.02〜0.10%、Si:0.5 %以下、Mn:0.5 〜2.0 %、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Nb:0.05%以下、Al:0.1 %以下、Ni:0.4 %以下、N:0.010 %以下、O:0.0035%以下を含み、さらにTi:0.05%以下、Mo:0.5 %以下の1種または2種を含有し、残部が不可避的不純物およびFeからなる母材に低酸素系フラックスおよび低炭素Ti-B系溶接ワイヤを用いて内外面に1パス潜孤溶接を行い、その後曲げ加工し、さらに熱処理する熱間ベンド鋼管の製造方法であって、該熱間ベンド鋼管の溶接金属が、C:0.02〜0.10%、Si:0.6 %以下、Mn:1.60%以下、P:0.02%以下、S:0.02%以下、Nb:0.05%以下、Al:0.02%以下、Ni:0.4 %以下、N:0.010 %以下、O:0.035 %以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、かつ溶接金属のPcmが0.07%以上、0.21%以下となるように溶接し、その後Ac3 〜1100°Cの温度に加熱してから曲げ加工し、さらにその後、300 °C以下の温度まで50°C/sec以下の速度で強制冷却したのち、鋼管全体を400 °Cから550 °Cの温度で10分以上加熱して0.03°C/sec以上の冷却速度で冷却することを特徴とする高強度熱間ベンド鋼管の製造方法。
IPC (5件):
C21D 9/08 ,  C21D 8/10 ,  C21D 9/50 101 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/16

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