特許
J-GLOBAL ID:200903000034963296

パイロット作動圧力弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-208911
公開番号(公開出願番号):特開2000-146015
出願日: 1999年07月23日
公開日(公表日): 2000年05月26日
要約:
【要約】【課題】 圧力上昇率を制限して、装置の始動時に生ずる過剰圧力を除くパイロット作動圧力弁を提供する。【解決手段】 弁40は入口42と、入口にその一端をシールしつつ結合した中空円筒の主ボデー23と、主ボデー内に摺動可能に組込まれるスリーブ14を有するパイロット室24と、パイロット室の他端に隣接し、主ボデーの他端に結合する弁の作動圧を変えるための圧力調整装置48とを含む。主オリフィス18を通過した加圧流体が主室30を満たして、入口圧力が、ばね与圧を受けたパイロットボール15を開くに十分な設定入口圧力を超えると、加圧流体はダンピングオリフィス22を通じて排出される。入口圧力が作動圧を超えると、弁から供給タンク側に排出する出口ポート2 が開かれる。また、加圧流体はパイロット室から制御オリフィス7 を通過して負荷室32の中に流入し、自動的に弁の作動圧を変える。
請求項(抜粋):
パイロット作動圧力弁であって、細長い形状の入口部材と、その一端では前記入口部材にシール結合し、前記入口部材から長手方向に細長い形状をした中空円筒形の主ボデーと、パイロット室を有し、前記主ボデーの円筒内部に組込まれ、その一端は前記入口部材から長手方向に細長い形状をしたパイロット室部材と,前記主ボデーの他端で、かつ前記パイロット室部材の他端で、調整可能なようにシール結合される圧力調整部材と、前記入口部材であって、その一方端部の入口ポートと、出口ポートと、前記入口部材の他端にシール結合されるリテーナと、前記入口部材内に摺動可能に組込まれるピストンと、前記リテーナと前記ピストン間の中心部に形成される主室の内部に位置し、かつ主室に沿って長手方向に張設された主ばねとを有する前記入口部材と、前記主室の一方端部を形成し、前記入口ポートにおける相対的に少量の加圧流体を計量して受入れ、前記主室を満たすようにした、前記入口ポートに隣接する主オリフィスを有する前記ピストンのヘッドと、前記主室における相対的に少量の加圧流体を前記主室から前記パイロット室の中に計量して受け入れ、長手方向に伸展し、前記主室と流体的に接続するダンピングオリフィスを含む前記リテーナと前記弁の最大作動圧と等圧になるようにあらかじめ設定された入口圧力に入口圧力が達するまでは、前記ピストンに与圧を負荷して、前記入口ポートをシールする前記主ばねであって、その設定圧に到達すると、前記ピストンは前記主ばねに抗して軸方向に移動して開口し、加圧流体を前記入口ポートへ流入させ、前記出口ポートから直接前記弁の外に排出されるようにした前記主ばねと、前記パイロット室部材の細長い形状のスリーブ内において、前記主室内で初期に設定された流体圧力に達するまで、その一端でパイロットボールに対して負荷してパイロット室をシールする、細長い形状をした、パイロット室ばねを含む前記パイロット室部材と、前記圧力調整部材によって軸方向の位置決めが可能な前記スリーブであって、前記主ボデー内で、前記パイロット室ばねの長さを変え、それによって前記パイロットボールが離座するに必要な入口圧力の初期設定値を変えるようにした前記スリーブと、リリーフボールに対して、リリーフばねの一端で与圧を負荷することにより前記パイロット室と流体接続が封じられる横穴と、前記パイロット室内のあらかじめ選定されたパイロット圧で離座する前記リリーフボールと、離座すると加圧流体が前記パイロット室から前記横穴を通り、前記主ボデー内のリリーフ孔を通って前記弁の出口に排出され、それによって前記パイロット室内のパイロット圧力が、実質的に前記弁の作動圧以下になるようにされた前記スリーブと、制御オリフィスを含む前記スリーブであって、該制御オリフィスは、前記パイロット室内の相対的に少量の加圧流体を計量しつつ、前記パイロット室から前記スリーブの他端と前記圧力調整部材の間に形成される負荷室を満たすようにされた前記スリーブと、リテーナの有効受圧面積よりも大きい有効受圧面積を有する前記負荷室であって、それによって、前記スリーブが弁の作動圧の最大と最小の圧力の間で、選択的に弁の作動圧を変えるように、前記パイロット室ばねに対して可動的に負荷できるようにした、前記負荷室とを備えたパイロット作動圧力弁。
IPC (2件):
F16K 31/34 ,  F16K 17/02
FI (2件):
F16K 31/34 ,  F16K 17/02 A

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