特許
J-GLOBAL ID:200903000051713929

バレリアン根の抽出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 遠山 勉 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-511946
公開番号(公開出願番号):特表2003-505426
出願日: 2000年07月21日
公開日(公表日): 2003年02月12日
要約:
【要約】オミナエシ科(Valerianaceae)の植物、特にバレリアン(Valeriana officinalis L.)の根の薬学的活性抽出物の製造方法が記載される。本方法は、アルコール抽出溶媒に前記根を加えて混合物を生成する過程であり、前記アルコール抽出溶媒は、およそ50%〜100%(v/v)のエタノール含有し残部は水であり、そして前記混合物を少なくとも2時間の加熱により、およそ70°C〜80°Cの温度にする過程を含む。この方法により、バレレニン酸が抽出物中に得られ、抽出物は、根中のバレポトリエートの含量に対して実質的に低減されるバレポトリエートおよびバレポトリエート分解産物または誘導体の含量、ならびに根中のバレレニン酸の含量に対しては実質的に低減されないバレレニン酸の含量を有する。さらに好ましくは、抽出物中の揮発性油の含量は、根中の揮発性油の含量に対しては実質的に低減されない。オミナエシ科の植物の根の薬学的活性抽出物も記載される。この抽出物は、アルコール抽出溶媒が残りの水層に対して、およそ50%〜100%(v/v)エタノールを含有する混合物を生成するためにアルコール抽出溶媒に根を加え、そして少なくとも2時間の加熱により混合物をおよそ70°C〜80°Cの温度にする過程を含む方法により得られる。この抽出物は、好ましくは鎮静および/または筋弛緩および/または抗不安活性を示す、摂食可能形態の処方物中に用いられ得る。
請求項(抜粋):
バレリアンの根の薬学的活性抽出物の製造方法であって、 アルコール抽出溶媒に前記根を加えて混合物を生成する過程であって、前記アルコール抽出溶媒はおよそ50%(v/v)〜およそ100%(v/v)のエタノールを含有し、残部は水である過程、および 前記混合物を少なくとも2時間の加熱により、およそ70°C〜80°Cの温度にする過程を含む方法であって、 バレレニン酸が前記抽出物中に存在し、前記抽出物中のバレポトリエートおよびアルデヒド含有バレポトリエート分解産物の含量が前記根中のバレポトリエートの含量に対して実質的に低減され、かつ前記抽出物中のバレレニン酸の含量が前記根中のバレレニン酸の含量に対して実質的に低減されないこと、ならびに前記混合物のpHがおよそ3.0より高いpHに保持されることを特徴とする方法。
IPC (5件):
A61K 35/78 ,  A61P 21/02 ,  A61P 25/00 101 ,  A61P 25/20 ,  A61P 25/22
FI (6件):
A61K 35/78 Y ,  A61K 35/78 C ,  A61P 21/02 ,  A61P 25/00 101 ,  A61P 25/20 ,  A61P 25/22
Fターム (12件):
4C088AB23 ,  4C088AC11 ,  4C088BA09 ,  4C088BA32 ,  4C088CA06 ,  4C088CA08 ,  4C088CA23 ,  4C088MA52 ,  4C088NA10 ,  4C088ZA03 ,  4C088ZA05 ,  4C088ZA94

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