特許
J-GLOBAL ID:200903000055943619

並列排他制御命令翻訳方法及びその装置とデータ処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-249830
公開番号(公開出願番号):特開平6-103091
出願日: 1992年09月18日
公開日(公表日): 1994年04月15日
要約:
【要約】【目的】 並列プログラムでデッドロックの発生を回避し、且つプログラムの並列性を高める。【構成】 ロック順序の規約を記憶しておくロック順序規約記憶手段4と、共有変数とロック変数との対応を記憶しておくロック-共有変数対応情報記憶手段5と、順序規約記憶手段4に基づいて複数のロック命令,アンロック命令に分割する排他制御命令分割手段6と、ロック-共有変数対応情報記憶手段5を参照してロック命令をプログラム1の後方に移動するロック命令移動手段7と、ロック-共有変数対応情報記憶手段5を参照してアンロック命令をプログラム2の前方に移動するアンロック命令移動手段8を設ける。ロック命令移動手段7がロック命令をロック順序規約を遵守しながらプログラムの後方に移動し、アンロック命令移動手段8がアンロック命令をプログラムの前方に移動し、クリティカルセクションを狭めることにより、プログラムの並列性を上昇させる。
請求項(抜粋):
複数のプログラム間で共有する複数の共有変数の排他制御を行うために、該共有変数に対するロック変数を持ち、該ロック変数に対してロック命令を発行することによって、該共有変数を1つのプログラムが排他的に使用する状態を作り、該ロック変数に対して、アンロック命令を発行することによって、該共有変数を1つのプログラムが排他的に使用する状態を解除して、排他制御を行う並列処理において、複数のロック変数に対するロックを同時に指定する統合ロック命令と、複数のロック変数に対するアンロックを同時に指定する統合アンロック命令と、該統合ロック命令と統合アンロック命令を、各ロック変数に対するロック命令とアンロック命令に分解し、ロック命令とアンロック命令をプログラム中で移動して、クリティカルセクションを狭めるロックデコード手段を有することを特徴とする排他制御命令翻訳処理装置。

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