特許
J-GLOBAL ID:200903000057401783

疎な刺激により神経機能を評価するための方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-570175
公開番号(公開出願番号):特表2003-527913
出願日: 2001年03月27日
公開日(公表日): 2003年09月24日
要約:
【要約】知覚神経系の一つまたはそれ以上の部位に疎な刺激を呈示することにより神経系構成部位の機能状態を同時に評価するための方法および装置について記載する。疎な刺激は、ベースラインであるヌル(null)刺激状態と対照して呈示される刺激状態の時間系列で構成され、この非ヌル(non-null)刺激状態は比較的低い頻度で呈示される。疎な刺激系列では、ベースラインまたはヌル刺激状態とは異なる刺激に遭遇する確率が低いことから、神経系の利得制御機構により神経反応の大きさが増大されることになり、かつ、測定される反応はそのような利得制御を持つ神経母集団に偏ることになる。その結果として反応振幅が増大することにより、疎でない刺激を用いた場合と比較してより信頼性の高い反応が記録される。
請求項(抜粋):
以下の段階を含む、被験者の神経系構成部位の機能状態を同時に評価するための方法: (a)被験者の感覚神経の1つまたはそれ以上の部位に、感覚神経の各刺激部位に適した刺激モダリティーの種々の時間変調系列を有する刺激系列を呈示する段階であって、刺激が各非刺激部位ごとに異なる系列を有する、段階; (b)ヌル(null)刺激条件と、ヌル刺激条件に比べて増大の刺激条件および減衰の刺激条件からなる群より選択される少なくとも1つの非ヌル(non-null)刺激条件との間で刺激を時間変調する段階であって、刺激系列中のヌル刺激条件に遭遇する確率が、少なくとも1つの非ヌル刺激条件に遭遇する確率と比較して高く、かつ神経系の各部位に呈示した各刺激に対する反応測定結果が、時間変調した刺激により推定される線形加重関数および非線形加重関数によって特徴付けられる、段階; (c)各刺激系列に関する線形加重関数および非線形加重関数の係数の一部または全部を、該刺激に対する反応測定結果から推定し、個別にかつ同時に刺激された神経系構成部位からの個別の反応を分離する、段階;ならびに (d)他の刺激条件に対する反応に関して個別の係数を推定し、該他の刺激条件の別個のメンバーに反応する神経系構成部位から個別の反応を分離する、段階。
IPC (2件):
A61B 3/10 ,  A61B 5/04
FI (2件):
A61B 5/04 A ,  A61B 3/10 E
Fターム (8件):
4C027AA04 ,  4C027BB00 ,  4C027CC00 ,  4C027DD00 ,  4C027DD01 ,  4C027FF00 ,  4C027GG00 ,  4C027GG16
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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