特許
J-GLOBAL ID:200903000089537539

重合用遷移金属触媒成分、それを用いた立体規則性を有する芳香族ビニル化合物系重合体及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-082158
公開番号(公開出願番号):特開平11-130808
出願日: 1998年03月27日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、重合用金属化合物、それを用いたアイソタクティクの立体規則性を有する芳香族ビニル化合物重合体及び芳香族ビニル化合物-オレフィン共重合体、及びその製造方法を提供するものである。【解決手段】 本発明の第一は、下記の一般式(1)で表される、重合触媒成分として用いられる遷移金属触媒成分である。【化1】式中、Aは非置換または置換ベンゾインデニル基。Bは(非)置換シクロペンタジエニル基、(非)置換インデニル基、(非)置換ベンゾインデニル基または(非)置換フルオレニル基。YはA、Bと結合を有し、他に置換基を有する炭素または珪素。Xは、ハロゲン、アルキル基、アリール基、シリル基、アルコキシ基またはジアルキルアミド基。Mはジルコニウム、ハフニウムまたはチタン。
請求項(抜粋):
下記の一般式(1)で表されることを特徴とする芳香族ビニル化合物重合体または芳香族ビニル化合物-オレフィン共重合体の製造用遷移金属触媒成分。【化1】式中、Aは下記の一般式、化2、化3または化4で表すことができる非置換または置換ベンゾインデニル基である。【化2】【化3】【化4】(上記の化2〜化4において、R1〜R3はそれぞれ水素、炭素数1〜20のアルキル基、6〜10のアリール基、7〜20のアルキルアリール基、ハロゲン原子、OSiR3 基、SiR3 基またはPR2 基(Rはいずれも炭素数1〜10の炭化水素基を表す)であり、R1同士、R2同士、R3同士は互いに同一でも異なっていても良い。また、隣接するR1、R2及びR3基は一体となって5〜8員環の芳香環または脂肪環を形成しても良い。)Bは、Aと同様の化学式で表される非置換もしくは置換ベンゾインデニル基、あるいは下記の一般式、化5、化6、化7で示される非置換または置換シクロペンタジエニル基、非置換または置換インデニル基あるいは非置換または置換フルオレニル基である。【化5】【化6】【化7】(上記の化5〜7において、R4〜R6はそれぞれ水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜20のアルキルアリール基、ハロゲン原子、OSiR3 基、SiR3 基またはPR2 基(Rはいずれも炭素数1〜10の炭化水素基を表す)であり、R4同士、R5同士、R6同士は互いに同一でも異なっていても良い。)A、B共に非置換または置換ベンゾインデニル基である場合には両者は同一でも異なっていてもよい。Yは、A、Bと結合を有し、置換基として水素あるいは炭素数1〜15の炭化水素基を有するメチレン基またはシリレン基である。これらの置換基は互いに異なっていても同一でもよい。また、Yは置換基と一体になって環状構造を有していてもよい。Xは、水素、ハロゲン、アルキル基、アリール基、アルキルアリ-ル基、シリル基、メトキシ基、エトキシ基、アルコキシ基またはジアルキルアミド基である。Mはジルコニウム、ハフニウム、またはチタンである。
IPC (2件):
C08F 4/642 ,  C08F 12/04
FI (2件):
C08F 4/642 ,  C08F 12/04
引用特許:
審査官引用 (4件)
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