特許
J-GLOBAL ID:200903000094915320

X線管装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 純之助
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-153157
公開番号(公開出願番号):特開平8-017372
出願日: 1994年07月05日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】X線源を被検体の周囲に0.1秒/回転以下の高速で回転することのできる超高速X線CT装置を、小型で、かつ、安価に製造できるX線管装置を実現する。【構成】2重の金属製中空環状容器10、3の中に、円周状に陰極1と陽極4とを配設し、陰極1を接地電位とし、陽極4へは、円板状セラミック碍子7の中央部6aにろう接されている高電圧ケーブル6により100kV台の高電圧が供給され、上記陰極1の電子放射位置を円周上で次々に高速に移動させ、これに応じて、対向する陽極4から、同じく円周状に次々に位置を変えてX線を発生する。
請求項(抜粋):
密封された環状の金属管からなる第1の容器内に、真空的に気密性のある環状の金属管からなる第2の容器を環の中心軸に対して同心円状に収納し、上記第2の容器内に、接地されたゼロ電位の環状の陰極と、プラスの高電圧が印加されX線源となる環状の陽極とが上記環の中心軸に対してほぼ同心円状に設けられ、該陽極は、絶縁物により第2の容器内に固定され、内部の円環状の空間内には外部から冷却用の絶縁油が還流され、かつ、上記第2の容器に真空気密にろう接された円板状の絶縁碍子の中心部にろう接され貫通する導線により給電されており、上記陰極の陽極に面する円環状表面から放射される電子の放射位置を円周状に順次移動させることにより、上記陽極の円環状表面からX線放射位置を円周状に順次移動させるようにしたことを特徴とするX線管装置。

前のページに戻る