特許
J-GLOBAL ID:200903000098008980

レザーで覆われた内装部品にエアーバッグ展開用開口部を形成する方法及びそのための処理

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 絹谷 信雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-194360
公開番号(公開出願番号):特開平7-179161
出願日: 1994年08月18日
公開日(公表日): 1995年07月18日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】エアーバッグ展開用開口部を覆う装飾用レザーカバー層を前処理し、効果的に脆化・弱化させ、その下に設けられたドアパネルを強制的に開けると容易に破断させる。【構成】硬化剤をレザーカバー層38の内側に塗布する。この塗布はストリップエリア24A に沿って行われる。ストリップエリア24A はドアパネルのヒンジが設けられていない方の側(エッヂ)に合うように設けられている。硬化剤をストリップエリア24A 内のレザーカバー層38に浸透させるが、浸透深さはレザーカバー層38の厚さの50〜70%までである。レザーカバー層38にはノッチ溝が形成されている。ノット溝はドア20,22 のストリップエリア24A の中央を延びている。硬化剤が硬化すると、レザーカバー層38がノッチに対して敏感になる(ノッチによって破断し易くなる)。即ちレザーカバー層38を予め脆化・弱化したことになる。
請求項(抜粋):
自動車の内装部品に形成されたエアーバック展開用開口部を覆う閉鎖部材であって、上記閉鎖部材が上記内装部品の上記開口部に嵌合する基盤部材を有し、上記基盤部材が展開用ドアパネルを構成し、上記閉鎖部材がヒンジ手段を有し、上記ヒンジ手段が上記ドアパネルの一側部を上記内装部品に取付けると共に、上記ドアパネルのその他の側部を上記開口部近傍の上記内装部品の部分には取付けず、上記開口部近傍の上記内装部品の部分と上記他側部とがわずかな隙間を開けて隣接するようにし、上記閉鎖部材が装飾用カバー部材を有し、上記カバー部材がレザーカバー層から成って、上記ドアパネルの上をスムースに且つ途切れることなく延び、上記カバー部材が上記内装部品の上記近傍部分の上を延び、上記閉鎖部材が連続するプラスチックフォーム層を有し、上記プラスチックフォーム層が上記レザーカバー層の下に設けられると共に上記ドアパネルの上に設けられ、さらに、上記プラスチックフォーム層が上記ドアパネルの上記その他の側部を横切って延びると共に、上記内装部品の上記近傍部分の上を延びることにより、上記カバー層と上記ドアパネルと上記内装部品の近傍部分との間のスペースを完全に埋めてしまうタイプの閉鎖部材において、上記レザーカバー層のストリップエリアに内側から部分的に硬化剤を浸透させるという前処理を上記レザーカバー層に施し、上記ストリップエリアが上記ドアパネルの上記その他の側部と上記わずかな隙間を開けた内装部品とを覆うエリアであることを特徴とする閉鎖部材。

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