特許
J-GLOBAL ID:200903000124628232

静電荷像現像用トナーの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 勝広 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-120370
公開番号(公開出願番号):特開平6-308768
出願日: 1993年04月26日
公開日(公表日): 1994年11月04日
要約:
【要約】【目的】 シャープな粒度分布のトナーが高い粉砕効率及び高い分級収率で得られ、良好な画像を形成する静電荷像現像用トナーを効果的に提供すること。【構成】 静電荷像現像用トナーの製造方法において、多段微粉分級手段の分級点Aが下記条件(1)式 1.0<A<SP></SP><SB>1</SB>......<A<SB>n-1</SB><5.0(2)式 1.5<A<SB>n</SB><7.0(3)式 A<SB>1</SB><......<A<SB>n-1</SB><A<SB>n</SB>(4)式 2≦n≦5を満足し、且つ多段微粉分級工程に捕集された中粉体は、重量平均径D<SB>4</SB>が3〜8μmであり、且つ個数分布の変動係数Bが下記式(5)式 20≦B≦40を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
請求項(抜粋):
結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有する混合物を溶融混練し、混合物を冷却し、冷却物を粉砕手段によって粉砕して粉砕物を得て、得られた粉砕物を粗粉分級手段で、粗粉と細粉とに分級し、分級された粗粉を衝突式気流粉砕手段により微粉砕して微粉体を生成し、生成した微粉体を粗砕分級手段に循環し、分級された細粉を少なくとも二段以上の微粉分級手段からなる多段微粉分級手段に導入して、分級して得られた所定粒径範囲の中粉体から静電荷像現像用トナーを製造する方法において、前記衝突式気流粉砕手段では高圧気体により被粉砕物を搬送加速する為の加速管と被粉砕物と微粉砕する為の粉砕室とを有し、加速管内に供給され、加速された被粉砕物を粉砕室内に加速管出口から吐出し、該加速管の出口の開口面に対向して設けた衝突面を有する衝突部材の突出部で一次粉砕し、一次粉砕された一次粉砕物を該突出部の外周に設けられた外周衝突面で二次粉砕し、二次粉砕された二次粉砕物を更に粉砕室内の側壁で三次粉砕を行った後、粗粉分級手段に循環し、粗粉分級手段で分級された細粉は、少なくとも2段以上の微粉分級手段で且つ最終段の微粉分級手段が少なくとも3つに分画されてなる多分割分級手段からなる多段微粉分級手段に導入される製造方法であり、該多分割分級手段は、粒子群をコアンダ効果により湾曲線的に降下せしめ、第1分画域に所定粒径以下の粒子群を主成分とする微粉体を分割捕集し、第2分画域に所定粒径範囲の粒子群を主成分とする中粉体を分割捕集し、第3分画域に所定粒径以上の粒子群を主成分とする粗粉体を分割捕集し、前記粗粉体を前記粉砕手段若しくは前記粗粉分級手段に循環する製造方法であって、多段微粉分級手段の分級点Aが下記条件(1)式 1.0<A<SP></SP><SB>1</SB>......<A<SB>n-1</SB><5.0(2)式 1.5<A<SB>n</SB><7.0(3)式 A<SB>1</SB><......<A<SB>n-1</SB><A<SB>n</SB>(4)式 2≦n≦5[式中の分級点Aは、部分分級効率50%に相当する粒径で、50%分級径D<SB>P50</SB>(μm)と呼ばれているものを示す。nは多段微粉分級手段の段数を示している。多段微粉分級の1段目の分級点は、第1分画域と第2分画域の分級点である。]を満足し、且つ多段微粉分級工程に捕集された中粉体は、重量平均径D<SB>4</SB>が3〜8μmであり、且つ個数分布の変動係数Bが下記条件(5)式 20≦B≦40[式中Bは、中粉体の個数分布における変動係数(S/D<SB>1</SB>)×100を示す。但し、Sは中粉体中の個数分布における標準偏差を示し、D<SB>1</SB>は中粉体中の個数平均径(μm)を示す。]を満足することを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。

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