特許

J-GLOBAL ID：200903000184040846

海水浄化構造

発明者： 野口 俊太郎 ,  北詰 昌義 ,  島多 義彦
出願人/特許権者： 株式会社フジタ
代理人 (1件)： 野田 茂
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平8-252269
公開番号（公開出願番号）：特開平10-076287
出願日： 1996年09月02日
公開日（公表日）： 1998年03月24日
要約：

【要約】【課題】 海水浄化のために機能することは無論のこと、護岸構造物として、また、レクリエーション構造物としも機能する海水浄化構造を提供すること。【解決手段】 海水浄化構造2は、多数のプレキャストコンクリート(PC)ブロック6と、これらPCブロック6の内部に詰められる礫8により構成されている。PCブロック6は4つの側壁12から内部に空間部14を有する中空の矩形状に形成され、各側壁12に複数の貫通孔22が形成されている。多数のPCブロック6は、その上下端面16、18を上下方向に向け、かつ、水平方向に隣接するPCブロック6がその側壁12を合わせて平面的に並べられると共に、上下方向に隣接するPCブロック6がその上下端面16、18を合わせて上下に積み重ねられ、積み重ねられたPCブロック6のうち最も上位に位置するPCブロック6の上端面16が、岸に近ずくにつれて次第に高くなるように設置される。

請求項（抜粋）：

貫通孔を有する4つの側壁から内部に空間部を有する中空の矩形状に形成され上下端面に前記空間部が開放された多数のプレキャストコンクリートブロックが設けられ、沿岸域に前記多数のプレキャストコンクリートブロックが、その上下端面を上下方向に向け、かつ、水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロックの側壁が横連結具により連結されて平面的に並べられると共に、水平方向に隣接するプレキャストコンクリートブロックの上下端面が縦連結具により連結されて上下に積み重ねられ、平面的にかつ上下に積み重ねられたプレキャストコンクリートブロックのうち最も上位に位置するプレキャストコンクリートブロックの上端面が、岸に近ずくプレキャストコンクリートブロックにつれて次第に高くなるように設置され、前記多数のプレキャストコンクリートブロックの前記空間部に礫が詰められ、岸から離れた箇所に設置されたプレキャストコンクリートブロックで最も上位に位置するプレキャストコンクリートブロックの上端面と、岸に近い箇所に設置されたプレキャストコンクリートブロックで最も上位に位置するプレキャストコンクリートブロックの上端面との間に、干潮及び満潮時における水面が位置するように設置されている、ことを特徴とする海水浄化構造。

IPC (2件)：

C02F 3/06 ZAB ,  E02B 3/12

FI (2件)：

C02F 3/06 ZAB ,  E02B 3/12