特許
J-GLOBAL ID:200903000201306812

導電性に優れた潤滑処理鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-238780
公開番号(公開出願番号):特開平8-100272
出願日: 1994年10月03日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】【構成】亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の表面に付着量がCrに換算して20〜100 mg/m2であるクロメート皮膜を有し、そのクロメート皮膜が融点が80〜 160°Cであるポリオレフィン系ワックスが変成されたもので、重量比で 0.1〜 2のコロイダルシリカと、このコロイダルシリカに対して重量比で 0.2〜 5のシランカップリング剤を含むシリカ変性ポリオレフィン系ワックスが下記(1 )式を満たす割合で含まれるものであり、クロメート皮膜中における全SiO2/Cr重量比が 2以下で、かつ、クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比が 0.3〜 0.9である潤滑処理鋼板。 クロメート皮膜中のCr量:ワックス量(重量比)= 1:(0.5〜 4)・・(1 )この鋼板は本発明方法により容易に製造することができる。【効果】導電性、潤滑性および耐食性に優れ、耐指紋性をも具備し、特に、電磁波シールド性が要求される精密電子機器の函体用途等に好適である。
請求項(抜粋):
亜鉛めっき鋼板または亜鉛系めっき鋼板の表面に付着量がCrに換算して20〜 100mg/m2であるクロメート皮膜を有する潤滑処理鋼板であって、そのクロメート皮膜が、融点が80〜 160°Cであるポリオレフィン系ワックスが変成されたもので、下記(2 )式および(3 )式を満たすシリカ変性ポリオレフィン系ワックスが下記(1 )式を満たす割合で含まれるものであり、クロメート皮膜中における全SiO2/Cr重量比が 2以下で、かつ、クロメート皮膜のCr3+/(Cr3++Cr6+)比が0.3〜 0.9であることを特徴とする導電性に優れた潤滑処理鋼板。 Cr量:ワックス量(重量比)= 1:( 0.5〜 4) ・・・(1 )ただし、Cr量 :クロメート皮膜中のCr含有量ワックス量:クロメート皮膜中のシリカ変性ポリオレフィン系ワックス含有量 シリカ変性ポリオレフィン系ワックス量:コロイダルシリカ量(重量比) =1:( 0.1〜 2) ・・・(2 ) コロイダルシリカ量:シランカップリング剤の量(重量比) =1:( 0.2〜 5) ・・・(3 )
IPC (4件):
C23C 22/30 ,  B32B 15/08 ,  B32B 15/08 103 ,  C23C 22/28

前のページに戻る