特許
J-GLOBAL ID:200903000207566883

データロード方法及びそれを用いた演算プロセッサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-183276
公開番号(公開出願番号):特開平6-028187
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1994年02月04日
要約:
【要約】【目的】複数の命令列を切り替えながら並行して処理を進める演算プロセッサで、メモリからの複数のデータロードの終了に同期して実行すべき命令があるときに、読み出し要求トークンを発行する各ロード命令実行後に必要数のメモリからの戻りトークンが到着時に命令実行を再開する機構を提供することにより、処理のうちオーバラップ可能な部分を並行実行し、より高い処理性能を実現する。【構成】演算処理を行なう演算処理部10は、命令列制御部14の制御によりレジスタ群11を参照、更新しながら処理を進める。外部メモリからレジスタへデータをロードするときはトークンを生成しメモリアクセスコントローラに対して発行する。各命令中のシーケンス終了フラグにより、命令列は実行を中断する。外部から帰ったトークンはロード制御部21でターゲット命令実行に必要な個数のトークンが揃ったかどうか判定され、揃っていればトークンメモリ13を経て順番がきたら演算処理部10に入り、先の命令列実行を続行する。
請求項(抜粋):
並行して実行可能な命令列をあらかじめ複数用意しておきそれらを切り替えながらそのうちから1つを実行命令列として選択しその実行命令列中の命令を順に実行する演算プロセッサで第1および第2の2個のデータのロード動作の終了後に前記2個のデータを使用して実行すべきターゲット命令を含む第1の命令列を実行中に前記2個のデータをメモリから前記演算プロセッサ内へロードするデータロード方法において、前記メモリから前記第1のデータをロードする第1のロード命令実行時には前記第1のデータを使用する前記ターゲット命令のアドレスを含む第1のトークンを外部に発行してメモリアクセス動作を起動すると共に前記第1の命令列の実行を続行し、ついで前記メモリから前記第2のデータをロードする第2のロード命令実行時には前記第2のデータを使用する前記ターゲット命令のアドレスを含む第2のトークンを外部に発行してメモリアクセス動作を起動すると共に前記第1の命令列の実行を続行し、その後に前記ターゲット命令の直前で前記第1の命令列の実行を中断して他の命令列実行に移り、前記メモリアクセス動作を終了して前記ターゲット命令に必要なデータを有する前記演算プロセッサに入力する入力トークンの数を計数し、前記計数の結果が2になったときには前記第1の命令列の実行を前記入力トークンに含まれる前記ターゲット命令のアドレスにより前記ターゲット命令から再開することを特徴とするデータロード方法。

前のページに戻る