特許
J-GLOBAL ID:200903000279302619

筆記具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平2-402327
公開番号(公開出願番号):特開平5-000596
出願日: 1983年08月26日
公開日(公表日): 1993年01月08日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】後退位置にある筆記部が実質的に完全に外気から隔絶された状態で密封される安価な筆記具。【構成】両端が開口された内筒2に、筆記部7を有する筆記部本体4を、これに第1のばね10を装着して、筆記位置と後退位置との間を前進、後退可能に収容する。内筒2を、これに第1のばねより弾機力の小さい第2のばね12を装着して、軸本体1内に、筆記部本体4の前進、後退により連行されて一定区間前進後退できるように設ける。内筒2の先端開口を内筒の後退位置において密閉状態とし、前進位置において開放状態とする機構並びに内筒2の内壁と筆記部本体4若しくは筆記部7との間隙を気密に保持するシール機構を設ける。
請求項(抜粋):
両端が開口された内筒2に、筆記部7を有する筆記部本体4を、之に第1のばね10を装着して、筆記位置と後退位置との間を前進、後退可能に収容すると共に、前記内筒2を、之に前記第1のばねより弾機力の小さい第2のばねを装着して、軸本体1内に、前記筆記部本体4の前進、後退により連行されて一定区間前進後退できるように設け、該内筒に段部2aを経て縮径部20を形成し、該縮径部の内側にゴム状弾性チューブ21の端部を固着して、縮径筒を構成し、縮径部20及び弾性チューブ21の外側には、一対の板バネ状弾性体51を対向して固設し、軸本体1の前方内周壁に、縮径部20と弾性チューブ21とからなる縮径筒がその外側の板バネ状弾性体51と共に自由に通過しうる空腔60a、軸本体1の先端側に向って拡開されたテーパー状カム面60b及び後端側の垂直壁60cを形成した係合部60を設け、弾性体51の先端部表面には、テーパー状カム面60bに対応する傾斜面50aを形成した係合体50を固着してなり、筆記部本体4及び筆記部7の後退位置において、係合体50の傾斜面50aと係合部60のテーパー状カム面60bとの係合により、弾性チューブ21の先端側が係合体50により弾性体51及びシール板51aを介して上下から挾着されて密封され、他方筆記部7を筆記位置にもたらすべく筆記部本体4を前進させ、筆記部本体の前進運動により内筒2が連行されて段部2aが係合部60の垂直壁60cに当接するまで前進した時点で、係合体50の傾斜面50aがテーパー状カム面60bとの係合から外れて弾性チューブ21の先端が開放され、引続き筆記部本体4を前進せしめると、筆記部7の先端部が弾性チューブ21を通り抜け、軸本体1の開口8から筆記部先端を突出して、筆記部本体4が筆記位置にもたらされるように構成したことを特徴とする筆記具。

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