特許
J-GLOBAL ID:200903000291965062

原子燃料用支持格子のギヤツプ検査方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 齋藤 義雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-323873
公開番号(公開出願番号):特開平5-134083
出願日: 1991年11月12日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 支持格子の各セルに挿入支持される燃料棒相互間のギャップを、人手に頼らず簡易迅速高精度に省力化して検査可能とする。【構成】 模擬燃料棒立装保持枠2dに立装の模擬燃料棒Aを、プッシャー2eで押圧落動して、これを移動台車3にセットした被検支持格子Tの各セルに挿入する。移動台車3をギャップ測定部5のターンテーブル5aに載設した後、上下配置の差込式測長プローブ5dを模擬燃料棒A間に挿入して、順次X軸方向xの全ギャップを測長し、次にターンテーブル5aを90°回動してY軸方向yの全ギャップをも測長して、その各測長値を制御用コンピュータ5jで集計する。移動台車3を原位置に復帰させ、プッシャー2eで被検支持格子Tの模擬燃料棒Aをリフト2bで下方に待機の模擬燃料棒立装保持枠2dに抜き落して装填し次の検査に備える。
請求項(抜粋):
装置本体に、模擬燃料棒挿入抜き取り部と、移動台車の走行用路を介して連設されたギャップ測定部を設けておき、上記模擬燃料棒挿入抜き取り部には昇降動自在なリフトと、これに載設された横動自在な可動底板をもつ模擬燃料棒立装保持枠と、昇降動自在なプッシャーを有し、かつ、横動自在にして前記可動底板と連結自在とした連結子を備えたフレームとを用意し、前掲ギャップ測定部には前記の移動台車をセット自在なターンテーブルとX軸方向とY軸方向とに移動自在である上下配置にて横設の差込式測長プローブと、当該差込式測長プローブと結線された制御用コンピュータとを具備させておき、前記模擬燃料棒挿入抜き取り部にあって、その連結子を可動底板に連結してフレームを横動させることにより、模擬燃料棒立装保持枠に立置させてある模擬燃料棒を、前記の移動台車に装填してある被検支持格子の各セルに落動させた後、プッシャーによって当該模擬燃料棒を被検支持格子の所定位置まで挿入させ、当該移動台車を走行用路によりギャップ測定部まで移送して、ターンテーブル上にセットし、次に前記上下配置の差込式測長プローブを、X軸方向とY軸方向へ交互に移行させることで、被検支持格子に装填されている模擬燃料棒間のX軸方向各列に挿入して、当該模擬燃料棒相互の上下各所におけるギャップを夫々測定し、さらに、前記ターンテーブルを90°旋回した状態で、上下配置の差込式測長プローブを上記と同じく移行させることによってY軸方向における各ギャップを夫々測定し、これらの測定結果を前記の制御用コンピュータに入力させ、当該測定が終われば、ギャップ測定部における移動台車を走行用路により模擬燃料棒挿入抜き取り部に帰還させ、プッシャーの降動により被検支持格子の模擬燃料棒をセルより押し出して、このとき、フレームの降下によって移動台車の下位に配設されている模擬燃料棒立装保持枠に復動收置するようにしたことを特徴とする原子燃料用支持格子のギャップ検査方法。

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