特許
J-GLOBAL ID:200903000302986989

転炉出鋼温度設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-111269
公開番号(公開出願番号):特開平10-296405
出願日: 1997年04月28日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【課題】連続鋳造1チャージ目の転炉出鋼温度を必要最低限まで低下してエネルギー損や耐火物の損耗を低減する。【手段】複数の蓄熱式予熱器を交互に使用しながら高温の不活性ガスを連続的にタンディッシュ内に供給して当該タンディッシュを無酸化で保熱する無酸化保熱方法を採用することで、待機保熱中のタンディッシュの温度低下を安定させ、このタンディッシュの温度を、前回の鋳込みの最終チャージ溶鋼温度を初期値とする保熱時間の関数で近似して、出鋼時のタンディッシュの温度を正確に推定し、このタンディッシュに溶鋼を注いだときの温度の低下分等を加味して出鋼温度を設定する。なお、タンディッシュの待機開始から直ぐに保熱されない場合には、保熱されない間に低下するタンディッシュの温度を異なる近似式で推定し、これを初期値として保熱中のタンディッシュ温度を推定する。
請求項(抜粋):
連続鋳造に使用されるタンディッシュを保熱するにあたり、当該タンディッシュに接続された複数の蓄熱式予熱器のうちの何れかから、当該蓄熱式予熱器に内装する蓄熱体を通過して加熱された不活性ガスを当該タンディッシュ内に投入し、残りの蓄熱式予熱器から当該タンディッシュ内に投入された不活性ガスを吸引すると共に、当該不活性ガスを吸引する蓄熱式予熱器でのみ燃焼ガスを燃焼させて蓄熱体を加熱して、その燃焼排ガスと前記吸引された不活性ガスとを排気する無酸化保熱方法を用いるときに、前記タンディッシュを用いた前回の鋳込みの最終のチャージにおける溶鋼温度と、当該タンディッシュの保熱に使用される蓄熱式予熱器の使用時間とから当該タンディッシュの温度を推定し、この推定されたタンディッシュの温度を用いて、次の鋳込みの最初のチャージにおける転炉の出鋼温度を設定することを特徴とする転炉出鋼温度設定方法。
IPC (5件):
B22D 11/10 310 ,  B22D 11/10 360 ,  B22D 11/16 104 ,  C21C 5/30 ,  C21C 7/00
FI (5件):
B22D 11/10 310 D ,  B22D 11/10 360 Z ,  B22D 11/16 104 Z ,  C21C 5/30 Z ,  C21C 7/00 R

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