特許
J-GLOBAL ID:200903000359992314

治療用複素環式化合物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-275847
公開番号(公開出願番号):特開平8-208605
出願日: 1995年10月24日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【課題】 喘息等の治療に有用なSP及びNKAの新規な非ペプチド系アンタゴニストである化合物を提供する。【解決手段】 下式Iの化合物、それらのN-オキシド又は薬学的に許容できるそれらの塩。【化1】〔式中、Q1 はピロリジン-1-イル又は4-ヒドロキシ-4-フェニルピペリジノであり;Q2 は(1〜3C)アルキルであり;Q3 は水素であり;Q4 は3,4-ジクロロフェニルであり;そしてQ5 はフェニル、ベンジル、2-メトキシフェニル、3,5-ビス(トリフルオロメチル)ベンジル、2-イソプロポキシベンジル又は3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニルである。〕
請求項(抜粋):
下式Iの化合物【化1】〔式中、Q1 は、下式Ia、Ib、Ic、Id、Ie、If、Ig、Ih、Ij、Ik及びImの基の群から選ばれる基であって:【化2】式Iaの基については、Za は窒素又は基CRad(Radは水素であるか又はRadはRac及び存在する炭素-炭素結合と一緒に二重結合を形成する)であり;RaaはAr又はHetであり;Rabは水素であり;そしてRacは水素又はヒドロキシであるか又はRacはRad及び存在する炭素-炭素結合と一緒に二重結合を形成するか、又はRacとRadが一緒に二価基-(CH2)j -(jは1〜5の整数である)を形成するか;又はRabとRacが一緒に二価基-(CH2)k -(kは2〜6の整数である)を形成するか、又はRabとRacが一緒にオキソ又は式=N-O-(CH2)q -NRaeRaf(qは2又は3の整数であり、Rae及びRafは独立して水素又は(1〜4C)アルキルであるか、又は基NRaeRafがピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノである)のジアルキルアミノアルキルオキシイミノであり;式Ibの基については、Zb は置換イミノ基RbaN又はRbaCH2 N(Rbaは(3〜7C)シクロアルキル、Ar又はHetである)であるか;又はZb は二置換メチレン基Rbb(CH2)p -C-Rbc{RbbはAr又はHetであり、pは0又は1の整数であり、そしてRbcは水素、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(1〜4C)アルカノイルオキシ、COORbd(Rbdは水素又は(1〜3C)アルキルである)、シアノ、NRbeRbf又はSRbg(Rbe及びRbfは独立して水素、(1〜4C)アルキル、(1〜4C)ヒドロキシアルキル又は(1〜4C)アルカノイルであるか、又は基RbeRbfがピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノである)であり、そしてRbgは水素又は(1〜4C)アルキルである)であるか、又はRbcはそれが結合している炭素原子及びこのピペリジン環内の隣接する炭素原子と二重結合を形成する}であるか;又はZb はスピロ環を形成する二置換メチレン基RbhCRbi{Rbhはオルト置換二価基Xb によりRbiに繋がっているフェニルであって、このフェニルRbhはハロ、(1〜3C)アルキル、(1〜3C)アルコキシ、ヒドロキシ、(1〜3C)アルキルチオ、(1〜3C)アルキルスルフィニル及び(1〜3C)アルキルスルホニルから選ばれる置換基を更に有していてもよく、二価基Xb はメチレン、カルボニル又はスルホニルであり、そしてRbiはオキシ又は式-NRbj-(Rbjは水素又は(1〜3C)アルキルである)のイミノである}であり;式Icの基については、RcaはAr又はHetであり;そしてZc はオキソ、チオ、スルフィニル、スルホニル又は式-NRcb-{Rcbは(1〜3C)アルキル又はRccRcdN-(CH2)q -(qは2又は3の整数であり、そしてRcc及びRcdは独立して水素又は(1〜3C)アルキルであるか又は基RccRcdNがピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノである)である}のイミノであり;式Idの基については、Rdaは1、2又は3であり;式Ieの基については、Je は酸素、硫黄又はNRea(Reaは水素又は(1〜3C)アルキルである)であり;Rebは水素、ヒドロキシ置換基及び/又は1〜3のフルオロ置換基を有していてもよい(1〜6C)アルキル、(3〜6C)アルケニル(ビニル炭素は窒素に結合していない)、2-ヒドロキシエチル、(3〜7C)シクロアルキル、Ar又はHetであり;Recは水素、ヒドロキシ置換基及び/又は1〜3のフルオロ置換基を有していてもよい(1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(1〜5C)アルコキシ(Je が酸素である場合に限る)、(3〜6C)シクロアルコキシ(Je が酸素である場合に限る)、又は0〜7の炭素原子を含有する式NRedRee{Red及びReeはそれぞれ独立して水素、(1〜5C)アルキル又は(3〜6C)シクロアルキルであるか、又は基NRedReeがピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)又はピペラジニル(このピペラジニル基は4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよい)である}のアミノ基であり;式Ifの基については、Jf は酸素、硫黄又はNRfa(Rfaは水素又は(1〜3C)アルキルである)であり;Lf は二価の炭化水素基であって、その1位が基Jf を有する炭素に結合しており、この二価基Lf はトリメチレン、 cis-プロペニレン、テトラメチレン、 cis-ブテニレン、 cis-3-ブテニレン、 cis,cis-ブタジエニレン、ペンタメチレン及び cis-ペンテニレンから選ばれ、二価基Lf 自体が1又は2のメチル置換基を有していてもよく;式Igの基については、Zg は(1〜8C)アルキル又は(3〜8C)シクロアルキルであって、ハロ、(3〜6C)シクロアルキル、シアノ、ニトロ、ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(1〜5C)アルカノイルオキシ、アロイル、ヘテロアロイル、オキソ、イミノ((1〜6C)アルキル、(3〜6C)シクロアルキル、(1〜5C)アルカノイル又はアロイル置換基を有していてもよい)、ヒドロキシイミノ(このヒドロキシイミノは酸素上に(1〜4C)アルキル又はフェニル置換基を有していてもよい)、式NRgaRgbのアミノ基、式NRgcRgdのアミノ基、式C(=NRgg)NRgeRgfのアミジノ基、及び式CON(ORgh)Rgiのカルバモイル基からなる群から選ばれる1又は2以上の置換基(ヒドロキシとオキソ置換基が一緒にカルボキシ基を形成するあらゆる基を除く){式NRgaRgbのアミノ基は0〜7の炭素原子を含有し、Rga及びRgbはそれぞれ独立して水素、(1〜5C)アルキル又は(3〜6C)シクロアルキルであるか、又は基NRgaRgbがピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)又はピペラジニル(このピペラジニルは4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよい)であり;そしてRgcは水素又は(1〜3C)アルキルであり、Rgdは(1〜5C)アルカノイル、アロイル又はヘテロアロイルであるか;又はRgdは式C(=Jg ) NRgeRgfの基(Jg は酸素、硫黄、NRgg又はCHRgjである)であり;そしてアミノ基NRgeRgfは0〜7の炭素原子を含有し、Rge及びRgfはそれぞれ独立して水素、(1〜5C)アルキル又は(3〜6C)シクロアルキルであるか、又は基NRgeRgfがピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)又はピペラジニル(このピペラジニルは4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよい)であるか、又はRgeが水素又は(1〜4C)アルキルでありRgfがRggと一緒にエチレン又はトリメチレン基を形成し;Rggは水素、(1〜4C)アルキルであるか又はRgfと一緒にエチレン又はトリメチレン基を形成し;Rgjはシアノ、ニトロ又はSO2 RgkであってRgkは(1〜4C)アルキル又はフェニルであり;Rgh及びRgiは独立して(1〜3C)アルキルである}を有していてもよく;そしてZg 上の置換基であるか又はZg 上の置換によって形成される環状基は、更なる置換基として炭素上に1又は2以上の(1〜3C)アルキル基を有していてもよく;そして基Zg の一部であるアリール又はヘテロアリール基は、1又は2以上のハロ、(1〜4C)アルキル、(1〜4C)アルコキシ、シアノ、トリフルオロメチル又はニトロ置換基を有していてもよく;式Ihの基については、Gh は単結合、二重結合又は二価の炭化水素基を表し;Jh はGh が二重結合を表す場合には単結合によりこの環に結合する基を表すが他の場合には二重結合により結合する基を表し;Mh はヘテロ原子、置換ヘテロ原子、又は単結合を表し;そしてLh は1位がMh に結合している炭化水素基を表し;Gh 、Jh 、Mh 及びLh の意義は下記の (a)〜(h) :(a) Gh が単結合であり;Jh がオキソ又はチオキソであり;Mh がオキシ、チオ又はNRhaであり;そしてLh がLhaである;(b) Gh が単結合であり;Jh がNRhbであり;Mh がNRhaであり;そしてLh がLhaである;(c) Gh が二重結合であり;Jh がORha、SRha又はNRhcRhdであり;Mh が窒素であり;そしてLh がLhaである;(d) Gh が1又は2のメチル置換基を有していてもよいメチレンであり;Jh がオキソ、チオキソ又はNRheであり;Mh がオキシ、チオ、スルフィニル、スルホニル又はNRhaであり;そしてLh がLhbである;(e) Gh が単結合であり;Jh がオキソ、チオキソ又はNRheであり;Mhが窒素であり;そしてLh がLhcである;(f) Gh が(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよいメチンであり;Jh がオキソ、チオキソ又はNRheであり;Mh が窒素であり;そしてLh がLhdである;(g) Gh が1又は2のメチル置換基を有していてもよい cis-ビニレンであり;Jh がオキソ、チオキソ、又はNRheであり;Mh が窒素であり;そしてLh がLheである;及び(h) Gh が単結合であり;Jh がオキソ又はチオキソであり;Mh が単結合であり;そしてLh がLhfである;{Rhaは水素又は(1〜3C)アルキルであり;Rhbは水素、(1〜3C)アルキル、シアノ、(1〜3C)アルキルスルホニル又はニトロであり;Rhc及びRhdは独立して水素又は(1〜3C)アルキルであるか又は基NRhcRhdがピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)又はピペラジニル(このピペラジニルは4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよい)であり;Rheは水素又は(1〜3C)アルキルであり;Lhaはエチレン、 cis-ビニレン、トリメチレン又はテトラメチレンであって、基Lha自体が1又は2のメチル置換基を有していてもよく;Lhbはエチレン又はトリメチレンであって、基Lhb自体が1又は2のメチル置換基を有していてもよく;Lhcは2-プロペン-1-イリデン-3-イルであって、基Lhc自体が1又は2のメチル置換基を有していてもよく;Lhdは cis-ビニレンであって、基Lhd自体が1又は2のメチル置換基を有していてもよく;Lheはメチンであって、基Lhe自体が(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよく;そしてLhfは4-オキサブタン-1,4-ジイルである}から選ばれるものであり;式Ijの基については、Xj は(1〜6C)アルキル、-CH2 ORja、-CH2 SRja、-CH2 S(O)Rjg、-CH2 S(O)2Rjg、-CORja、-COORja、-C(=Jja)NRjbRjc、-C(Rja)(ORjd)(ORje)、-CH2 N(Rja)C(=Jja)Rjf、-CH2 N(Rja)COORjg又は-CH2 N(Rja)C(=Jja)NRjbRjcであり;Bj は直接結合でLj は1位がBj に結合している炭化水素鎖であって、Lj がトリメチレン、テトラメチレン、cis-1-ブテニレン及び cis,cis-ブタジエニレンから選ばれるか;又はBjはN(Rjh)でLj がエチレン、トリメチレン及び cis-ビニレンから選ばれる炭化水素鎖であるか;又はBj はNでLj は1位がBj に結合している炭化水素鎖であって、Lj が cis,cis-2-プロペン-1-イリデン-3-イルであり;Jj 及びJjaは独立して酸素又は硫黄であり;Rja、Rjf及びRjhは独立して水素又は(1〜6C)アルキルであり;Rjb及びRjcは独立して水素又は(1〜6C)アルキルであるか;又は基NRjbRjcがピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノ(又はそのS-オキシド)又はピペラジニル(このピペラジニルは4位に(1〜3C)アルキル置換基を有していてもよい)であり;Rjd及びRjeは独立して(1〜3C)アルキルであるか又は一緒になってエチレン及びトリメチレンから選ばれる二価の炭化水素鎖を形成し;Rjgは(1〜6C)アルキルであり;式Ikの基については、Zk は式II:【化3】〔式中、E1 、E2 、E3 及びE4 は、E1 、E2 、E3 及びE4 それぞれがメチンであるか又はE1 、E2 、E3 及びE4 の1又は2が窒素であって残りのE1 、E2 、E3 及びE4 がメチンである二価の4員鎖(-E1 =E2 -E3 =E4 -)を形成し;更にメチンである1又は2以上のE1 、E2 、E3 及びE4 がハロ、(1〜3C)アルキル、ヒドロキシ、(1〜3C)アルコキシ、(1〜3C)アルキルチオ、(1〜3C)アルキルスルフィニル又は(1〜3C)アルキルスルホニル置換基を有していてもよく;そして、基Fk 、Gk・・・
IPC (18件):
C07D211/52 ,  A61K 31/40 ACJ ,  A61K 31/435 AAE ,  A61K 31/435 AAH ,  A61K 31/435 ABE ,  A61K 31/445 ABF ,  A61K 31/445 ABG ,  A61K 31/445 ABR ,  A61K 31/445 ACF ,  A61K 31/445 AED ,  A61K 31/495 ACV ,  A61K 31/505 AAM ,  C07D211/16 ,  C07D295/12 ,  C07D401/12 209 ,  C07D405/12 211 ,  C07D409/12 211 ,  C07D491/113
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • ニューロキニン拮抗剤
    公報種別:公表公報   出願番号:特願平8-509913   出願人:ベーリンガーインゲルハイムコマンディトゲゼルシャフト

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