特許
J-GLOBAL ID:200903000362358332

建具の気密構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 薬師 稔 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-103998
公開番号(公開出願番号):特開平10-280829
出願日: 1997年04月08日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】 障子等の建具を小さな力で円滑に開閉でき、高い気密性、優れた遮音性が得られる建具の気密構造を提供する。【解決手段】 幅方向一側にポリ塩化ビニル樹脂の取付部41が、他側にアクリル変性ポリ塩化ビニル樹脂の摺接片部42を有するガスケット40を共押出成形で取付部41と摺接片部42を一体化させて成形するとともに、窓枠サッシ10に移動自在に装着されたガラス戸20のガラスサッシ30の上框31と下框32にそれぞれ取付溝31d,32dを形成し、ガスケット40をその取付部41をガラス戸20の上框31と下框32にそれぞれ取付溝31d,32dに嵌着させて取り付けるとともに、同様に、縦框33にもガスケット40を取り付け、閉じた状態で上框31と下框32の摺接片部42を窓枠サッシ10の上下のガイド片部11b,12cに、縦框33のガスケット40の摺接片部42を側枠13に気密的に接触させた。
請求項(抜粋):
建物開口部と該建物開口部を開閉可能な建具との間にガスケットを介設する建具の気密構造であって、前記ガスケットが、前記建物開口部あるいは前記建具の一方に取り付け保持される取付部と、前記建物開口部あるいは前記建具の他方に摺動可能に当接する摺接片部とを一体に備えるとともに、少なくとも摺接片部を、ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部に、可塑剤と、下記イ,ロが重量比5:95乃至95:5の割合で乳化グラフト共重合した少なくとも5重量部のアクリル変性ポリオルガノシロキサンとを配合したポリ塩化ビニル系樹脂組成物で成形したことを特徴とする建具の気密構造。イ.一般式【化1】で表されるポリオルガノシロキサンただし、式中のR1 ,R2 およびR3 はそれぞれ同一または異なる炭素数1〜20の炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基、Yはラジカル反応性基またはSH基若しくはその両方をもつ有機基、Z1 およびZ2 はそれぞれ同一または異なる水素原子、低級アルキル基または【化2】基(R4 およびR5 はそれぞれ同一または異なる炭素数1〜20の炭化水素基またはハロゲン化炭化水素基、R6は炭素数1〜20の炭化水素基若しくはハロゲン化炭化水素基、あるいは、ラジカル反応性基またはSH基若しくはその両方をもつ有機基である)、mは10,000以下の正の整数、nは1以上の正の整数である。ロ.一般式【化3】で表される(メタ)アクリル酸エステル、または、該(メタ)アクリル酸エステル70重量%以上と共重合可能な単量体30重量%以下との混合物ただし、式中のR7 は水素原子またはメチル基、R8 はアルキル基、アルコキシ置換アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基である。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特公平7-005808
  • 特公平7-005808
  • 特公平7-005808
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